
日焼け止めは塗ったけど、髪には何もつけず海に入ってしまったらバシバシになっちゃった・・。



1日中帽子もかぶらずに外にいたせいか、髪表面がパサパサに傷んだ気がする・・。
夏の紫外線を浴びた後、鏡を見てハッとした経験はありませんか?
気づけば髪がバサバサになってしまい、「もう手遅れかも」と半ば諦め気味になってしまう方はたくさんいらっしゃいます。
ですがご安心ください。
紫外線を浴びる前の対策はもちろん大切ですが、現実には「もう浴びてしまった後」にどうするかで、髪の仕上がりは大きく変わります。
この記事では、紫外線を浴びた後の髪をどう立て直すかにしぼって、美容師の視点から具体的な手順を解説します。
結論から言うと、やることは「浴びた日の夜の3ステップ」と「週1回のスペシャルケア」の2段構えだけ。
特別な道具がなくても、今夜から始められます。



今年は日焼け止めもUVスプレーもせずに1日外にいることも多々あって・・
もう手遅れじゃないか心配です…。
そこからでもしっかり立て直せますよ。
ぼくのサロンでも、夏はこのご相談がいちばん増えます。
「浴びた後にどうケアするか」で、髪のコンディションは大きく変わります。
ちなみに、日焼けする前の予防対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
予防とセットで読むと、夏の髪をより守りやすくなります。





予防と事後ケア、両方知っておいたほうが安心ですね!
今回はもう浴びちゃった後のケアを教えてください!
もちろんです。
浴びた後の集中リペアだけにしぼって、今日からできる手順をお伝えしますね。
浴びてしまった「その日の夜」にやるべき集中リペア3ステップ


結論からお伝えします。
紫外線を浴びてしまった日の夜は、この3ステップで髪を立て直しましょう。
- STEP1|ぬるま湯でやさしく洗う
- STEP2|洗い流すトリートメントでうるおいを補給する
- STEP3|乾かす前にアウトバスオイルで水分を閉じ込める
特別な道具は必要ありません。
お風呂の中で完結する、今夜からできる手順です。



今夜、何から始めればいいのか分かりません…。
とりあえずいつも通り洗えばいいんでしょうか…?
いつも通りの洗い方だと、じつはもったいないんです。
浴びた日だけは、いつもと少し変えるのがポイント。
順番に見ていきましょう。
STEP1|ぬるま湯でやさしく洗い、これ以上の刺激を避ける


紫外線を浴びた日の夜のシャンプーは、いつもよりやさしくが鉄則です。
日焼けした後の髪は、キューティクルが開いてデリケートになっている状態だからです。
38度前後のぬるめのお湯で、指の腹でやさしく洗ってあげましょう。
熱すぎるお湯や、ゴシゴシこすり洗いは絶対に避けてください。
開いたキューティクルを、さらに傷めることになります。



熱いお湯のほうがさっぱりするから、つい熱くしがちでした…。
ぬるま湯でちゃんと汚れは落ちるんでしょうか?
ぬるま湯でも汚れはしっかり落ちますよ。
大事なのは温度よりも「摩擦を減らすこと」。
爪を立てず、指の腹でなでるように洗うのがコツです。



シャンプーを2回する習慣があるのですが、それも刺激になっていたんでしょうか・・・。
浴びた日だけは1回で十分です。
皮脂を落としすぎると、髪も頭皮も乾きやすくなります。
「落とす」より「守る」ほうに気持ちを切り替えてあげてください。
STEP2|洗い流すトリートメントで芯からうるおいを補給する


やさしく洗ったあとは、洗い流すトリートメントで芯からうるおいを補給します。
日焼けで乾いた髪の内部に、うるおいと栄養を届けるチャンスだからです。
2〜3分置いてから流すだけで大丈夫。
「浴びた日だけは、いつもより少し多めに」使うのがおすすめです。
普段より念入りに、中間〜毛先までなじませてあげましょう。



いつものトリートメントを多めに使うだけならすぐできそう!
特別なアイテムを買わなくても大丈夫なんですね!
そうなんです。
まずは今あるアイテムの「使う量とタイミング」を見直すだけで十分。
余裕があれば、専用の集中トリートメントに変えるのもおすすめですよ。
量の目安は、いつもの1.5倍くらい。
根元にはつけず、耳から下だけにたっぷりなじませてあげてください。
STEP3|乾かす前にアウトバスオイルで水分を閉じ込める


お風呂上がりは、乾かす前のひと手間が仕上がりを左右します。
タオルドライの後、洗い流さないトリートメントを毛先中心になじませてから乾かしましょう。
そのまま自然乾燥してしまうと、開いたキューティクルからうるおいがどんどん逃げてしまいます。
早めにドライヤーで乾かして、キューティクルを閉じることが何より大切です。



自然乾燥のほうが髪にやさしいと思っていました…。
ちゃんと乾かすのって、そんなに大事なんですか?
浴びた日は、とくにそうなんです。
先日も、沖縄旅行帰りのお客様の髪が毛先までパサパサに乾いていたのですが、この3ステップを2週間続けてもらっただけで、次のご来店時には手ざわりが見違えるほど変わっていました。
「やさしく洗う→保湿する→早めに乾かす」の3ステップがワンセット。
これだけで、翌朝のまとまりが変わってきます。
週1回の「スペシャルケア」で夏の疲れ髪をリセットする


その日の夜のケアに加えて、週1回のスペシャルケアを取り入れるのがおすすめです。
毎日少しずつ受ける紫外線ダメージは、積み重なると1回のケアでは追いつかなくなるからです。
夏のあいだだけでも、週に1回、集中トリートメントの日をつくってあげましょう。



毎晩ちゃんとケアしてるつもりでも、なんだか疲れた髪のままです…。
これ以上どうすればいいんでしょうか…。
毎日のケアだけでは補いきれない分を、週1回でまとめて取り戻すイメージです。
「毎日の即席ケア」+「週1の集中ケア」の2段構えで考えてみてください。
蒸しタオル×集中トリートメントで浸透力を底上げする


週1のスペシャルケアは、蒸しタオルをプラスすると浸透力が大きく上がります。
お風呂で集中トリートメントをなじませたあと、蒸しタオルを巻いて5〜10分置くだけ。
髪の温度が上がることで、うるおい成分が届きやすくなるんです。
手ざわりの変化を感じやすいので、続けるモチベーションにもなりますよ。



蒸しタオルを巻くだけなら、家にあるものでできそう!
タオルはどうやって用意すればいいですか?
濡らしたタオルをかたく絞って、レンジで30秒〜1分温めるだけでOKです。
湯船につかりながらできるので、無理なく続けられますよ。
定期的なトリートメントでダメージの蓄積を防ぐ


おうちケアに加えて、サロンでの定期的なトリートメントもおすすめです。
紫外線ダメージは、見た目には気づきにくいレベルで少しずつ蓄積していくもの。
放っておくと、秋になってから一気にパサつきが出てくることもあります。
実際、毎年9月頃になると「急に髪がまとまらなくなった」というご相談が増えるのですが、原因のほとんどは夏に浴びた紫外線の蓄積です。
1〜2ヶ月に1回のペースでサロンケアを取り入れると、ダメージの蓄積を防ぎやすくなります。



おうちケアだけじゃなくて、サロンでのケアも取り入れてみます!
オイルの使い方もあわせて見てみますね!
「おうち+サロン」の両輪で、夏の疲れ髪はしっかりリセットできますよ。
ヘアオイルの正しい使い方は、下の記事でくわしく解説しています。


そもそも、紫外線を浴びた髪はなぜ傷むのか


ここまでお伝えした3ステップと週1ケアは、じつはすべて「開いたキューティクルを閉じて、うるおいを守る」ためにやっています。
仕組みが分かると、それぞれのケアの意味に納得して続けられるはずです。
髪の紫外線ダメージは、大きく2つの現象で起こっています。



髪って、肌みたいに赤くなるわけじゃないのに、どうして傷むんですか?
そもそもの理由がよく分かっていません…。
髪は肌と違って痛みを感じないので、気づきにくいんですよね。
傷みは「表面のキューティクル」と「髪色のもとになる色素」の2つで起こります。
順番に見ていきましょう。
キューティクルが開いて水分・うるおいが逃げる


紫外線を浴びると、髪の表面を守るキューティクルが開いてしまいます。
キューティクルは、髪の内部のうるおいを閉じ込める「うろこ状のフタ」のような存在。
ここが開くと、内部の水分やタンパク質が外へ逃げやすくなります。
その結果あらわれるのが、パサつき・ごわつき・広がり・ツヤの低下。
「浴びた後になんだか髪が硬い」と感じたら、これが起きているサインです。



まさに今、髪がゴワゴワしていて別人みたいです…。
これって、開いたキューティクルのせいだったんですね…。
そうなんです。
肌が日焼けでカサつくのと、じつは同じことが髪でも起きています。
だからこそ、浴びた後の「閉じ込めるケア」がいちばん大切です。



一度開いてしまったキューティクルは、もう閉じないんでしょうか?
ご安心ください。
キューティクルは冷やすことで引き締まる性質があります。
ドライヤーの最後に冷風を10秒あてるだけでも、手ざわりはしっかり変わりますよ。
メラニンが分解されてカラーが退色する


髪の色は、メラニン色素や染料によってつくられています。
紫外線には、このメラニンや染料を分解してしまう働きがあります。
だから浴びてしまった後は、ヘアカラーの色落ちが一気に進むことがあるんです。
とくに濡れた髪は紫外線のダメージを受けやすいので、海やプールの後は退色が早いと感じやすくなります。
色が抜けてしまってからでも、カラーケア用のシャンプーに変えるだけで持ち直せることもあります。



海に行った次の日、色が明るくなってた理由がやっと分かりました!
今からでも、色落ちを抑える方法ってありますか?
ありますよ。
弱酸性・アミノ酸系のシャンプーに変えるだけでも、これ以上の退色をゆるやかにできます。
カラーの色落ちを防ぐくわしい方法は、下の記事にまとめています。


傷んだ髪の立て直しにおすすめのリペアアイテム


ここでは、浴びた後の集中リペアに役立つヘアケアアイテムを紹介します。
「夜の集中保湿」と「乾かす前後のうるおいキープ」の両方をそろえておくと安心です。
ぼくが実際にお客様の髪質を見てきたなかで、手ざわりの変化を感じやすかったものを選びました。



今使っているものと何が違うのか気になります!
選ぶときのポイントを教えてください!
ポイントは「浴びた日の集中保湿」と「日々のうるおいキープ」を分けて考えることです。
それぞれに合ったアイテムを2つ紹介しますね。
① att シルクトリートメント|浴びた日の夜の集中保湿に


紫外線を浴びた日の夜の集中ケアには、洗い流すトリートメントがぴったりです。
日焼けで乾いた髪に、うるおいと指どおりのなめらかさを取り戻す手助けをしてくれます。
お風呂で2〜3分置いてから流すだけなので、特別な手間なく続けられるのもうれしいポイント。
「今日はたくさん日を浴びたな」という日は、STEP2の集中ケアとしてぜひ使ってみてください。
att シルクトリートメント 300ml【WHELM】
価格:4,400円(税込)/容量:300ml
乾いてごわついた髪に、うるおいとなめらかな指どおりを届ける洗い流すトリートメント。日差しをたくさん浴びた日の夜の集中保湿ケアにおすすめです。
詳しく見てみる


置くだけでいいなら、忙しい日でも続けられそうです!
STEP2の「洗い流すトリートメント」を、これに置き換えるだけでOKです。
お風呂で2〜3分置いてから流す、シンプルな使い方ですよ。
② att シルクデザインオイル|乾かす前後のうるおいキープに


STEP3の「乾かす前のオイル」にぴったりなのが、こちらのアウトバスオイルです。
軽やかなつけ心地なのに、毛先までしっとりまとまり、うるおいのバリアを一枚プラスしてくれます。
お風呂上がりだけでなく、翌朝のスタイリング前にもう一度なじませると、うるおいキープ力がさらに続きます。
ベタつきにくいので、オイル初心者さんにも扱いやすい一本です。
att シルクデザインオイル 100ml【WHELM】
価格:5,500円(税込)/容量:100ml
軽い質感で毛先までスッとなじみ、うるおいをまといながらツヤのあるまとまりへ。乾かす前後のうるおいキープにぴったりのマルチオイルです。
詳しく見てみる


夜はトリートメント、乾かす前後はオイル。
これなら浴びた日のケアがしっかりできそうです!
そのとおりです。
「夜の集中保湿」+「乾かす前後のキープ」の2本立てで、浴びた日のダメージはしっかり立て直せますよ。
アイテムを全部そろえる必要はありません。
まずは今夜、お湯の温度を38度に下げる。
それだけでも、明日の朝の手ざわりは変わります。
まとめ|浴びた後こそ、髪を立て直すチャンス


最後に、紫外線を浴びた後の集中リペア術をおさらいします。
- 浴びた日の夜はぬるま湯でやさしく洗う
- 洗い流すトリートメントで芯からうるおいを補給する
- 乾かす前にアウトバスオイルで水分を閉じ込める
- 週1回の蒸しタオル×集中トリートメントでリセットする
- 定期的なサロンケアでダメージの蓄積を防ぐ
この「浴びた日の夜」と「週1のスペシャルケア」の2段構えが、傷んだ髪を立て直すいちばんの近道です。
浴びる前の予防対策も知っておきたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。



浴びてしまった後でも、ちゃんと立て直せることが分かって安心しました!
今夜から3ステップ、さっそくやってみます!
まずは今夜のシャンプーの温度を変えるだけでも大丈夫。
できることから一つずつで、翌朝の手ざわりはきっと変わりますよ。
最後まで御覧頂きありがとうございました。
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浴びた後の集中リペアアイテムをそろえるなら
この記事で紹介したトリートメントやオイルは、下記のオンラインショップでチェックできます。
浴びた後の髪を立て直すアイテム選びの参考にしてみてください。







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