【美容師が解説】結び癖の直し方5選|【放置厳禁】縮毛矯正もできなくなる前に早めのケアを

【美容師が解説】結び癖の直し方5選|【放置厳禁】縮毛矯正もできなくなる前に早めのケアを

毎日同じ場所でヘアゴムを結んでいたら、変なクセがついてしまって…。
ドライヤーで直しても翌日にはまた同じ場所に跡が残るんです。

ヘアゴムで髪を結んだ後、そのまま折れた跡やうねりが残ってしまう「結び癖」。

毎日のことだからと放置している方は多いですが、実はこれ、早めに対処すべきサインかもしれません。

実は結び癖は放置すると悪化するだけでなく、ひどくなると縮毛矯正の薬剤が均一に浸透しにくくなり、施術が難しくなるケースがあります。

原因を知らないままケアを続けても、なかなか改善しません。
むしろ、間違った習慣が結び癖をさらに悪化させてしまうことも。

ですがご安心ください。

結び癖は正しいケア方法を続ければ、どの年代からでも必ず改善できます。

こんな悩みをお持ちではありませんか?

「結んだ後の折れ跡がなかなか取れない…」

「下ろすと不自然なうねりや曲がりが出てしまう」

「最近、以前より結び癖がひどくなってきた気がする」

毎日結んでいると仕方ないとは思うんですが、
ドライヤーで直してもすぐ戻ってしまって本当に困っています…。

結び癖に悩まれている方はたくさんいらっしゃいます。
ただ、「なぜ結び癖がつくのか」を正しく理解しているかで、ケアの効果が大きく変わりますよ。
今回は原因から直し方まで、美容師目線でしっかり解説していきます!

この記事では、髪質改善特化美容師が、結び癖がつく本当の原因3つと今日からできる直し方5選を解説します。

この記事を読むことで、自分に合ったケア方法が分かり、結び癖の悩みを根本から解消できるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


目次

結び癖がつく【本当の原因】3つ

ヘアゴムを外して鏡で髪の結び跡を確認している女性

「毎日同じ場所で結んでいるから」というのは確かに理由の一つですが、それだけが原因ではありません。

結び癖がつきやすい方には、3つの共通した根本原因があります。一つずつ見ていきましょう。

原因① 同じ場所でヘアゴムを巻き続けてキューティクルを傷つけている

ヘアゴムによるキューティクル損傷のイメージ

結び癖の最大の原因は、毎日同じ場所にヘアゴムを巻き続けることで起きるキューティクルの損傷です。

髪のキューティクルは、ウロコ状に重なった薄い保護膜です。
この膜がヘアゴムの圧迫・摩擦によって剥がれたり、めくれたりすると、その部分から水分が逃げやすくなります。
水分が抜けた状態で折り曲げられると、その形のまま乾燥して「形状記憶」されてしまうのです。

毎朝同じ高さでポニーテールにしているんですが、夜ほどくといつも同じ場所に跡が残っていて…。

それは同じ場所のキューティクルが繰り返しダメージを受けているサインです。
健康な髪なら多少のダメージはすぐ回復できるのですが、毎日同じ箇所を傷つけていると自己回復が追いつかなくなります。
まずはヘアゴムを巻く位置を毎日3〜5cmずらす習慣から始めてみてくださいね。

また、細いゴムや金具つきのヘアゴムはキューティクルへの負担が特に大きくなります。
できるだけ布製シュシュやシームレスゴムを選ぶと、同じ場所に巻いてもダメージを減らすことができます。

同じ場所で結び続けた場合、数ヶ月で結び癖が固定化してしまうケースも。
気づいたときが改善のスタートです。

原因② 髪のダメージが蓄積して形状記憶が崩れている

カラーリングによるダメージでパサついた髪

カラーやパーマを繰り返した髪は内部のたんぱく質が流出し、「形状記憶力」が低下してヘアゴムの形をそのまま記憶しやすくなります。

健康な髪にはコルテックス(毛皮質)という内部構造があり、これが髪の形・強度・弾力を保っています。
カラーやパーマを重ねるとコルテックスを構成するたんぱく質が流出し、空洞化した部分がヘアゴムで折られた形のまま固まりやすくなります。

カラーを年に4〜5回はしているんですが、最近特に結び癖がひどくなってきた気がします。関係ありますか?

カラーと結び癖は深く関係しています。
カラー剤はキューティクルを開いて染料を浸透させるので、施術のたびにキューティクルの保護機能が低下していきます。
特に年に4回以上カラーをされている方は、その分だけ髪が変形しやすい状態になっているので、内部補修のトリートメントを取り入れることをおすすめします。

ダメージによって形状記憶が崩れた髪は、ヘアゴムで結んだ形を「記憶して」しまいます。
これが結び癖として残る大きな理由の一つです。

改善には内部補修成分を含むトリートメントを継続的に使うことが重要です。
特に加水分解ケラチン・コラーゲン・シルクなどのPPT(ポリペプチド)成分が豊富なトリートメントが効果的です。

原因③ 半乾きで結ぶ習慣が熱と乾燥でクセを固定させてしまっている

ドライヤーで髪を乾かしている女性

濡れた状態や半乾きのまま髪を結ぶ習慣が、結び癖を最も速いスピードで固定化させています。

髪は水分を含んでいるときに最も変形しやすく、乾燥する過程でその形が固定されます。
お風呂上がりに半乾きのまま結ぶと、ヘアゴムで折れた状態で乾燥が進み、そのクセが強く記憶されてしまいます。

お風呂上がり、ドライヤーが面倒で半乾きのままとりあえず結んでしまうことが多くて…。
これって結び癖にかなりよくないですよね?

半乾きで結ぶのは、結び癖にとって最もリスクの高い習慣と言っても過言ではありません。
髪は濡れているときに最も柔軟で、乾くときにその形が固まります。
だから、必ず完全に乾かしてから結ぶ習慣をつけることが重要です。
ドライヤーの時間は最低でも5〜7分はかけてみてください。

特にお風呂後すぐに髪を結ぶのは結び癖を悪化させる最大の習慣です。8割乾いた状態でもゴムを使うのは避けて、完全に乾燥してからヘアゴムを使いましょう。

こんな習慣が結び癖を悪化させます!

  • お風呂上がりに半乾きのまま結ぶ
  • 毎日まったく同じ高さ・同じ場所で結ぶ
  • 細いゴムや金具つきのヘアゴムを使っている
  • カラーを繰り返しているのにトリートメントをしていない

今日からできる!結び癖の直し方【5選】

原因が分かったところで、いよいよ実践的な直し方を紹介します。

サロンケアとホームケアを組み合わせることで、より早く・より確実に結び癖を改善できます。

【サロンケア】縮毛矯正・髪質改善で結び癖を根本から解消する

縮毛矯正・サロンケアで結び癖を改善

結び癖を根本から解消する最も確実な方法は、美容室での縮毛矯正または髪質改善トリートメントです。

特に、結び癖がひどくなっている方・ダメージが進んでいる方には、まずサロンでのケアをおすすめします。
ホームケアだけでは改善が難しい状態になっている場合、サロンで一度リセットしてからホームケアを継続すると、効果が格段に出やすくなります。

縮毛矯正を考えているんですが、結び癖がひどすぎて「施術できない」と言われないか心配で…。

そのご不安はよく分かります。
実際に結び癖が固定化しすぎると、縮毛矯正の薬剤が均一に浸透しにくくなるケースがあります。
ただし多くの場合は、まず髪質改善トリートメントで状態を整えてから縮毛矯正という順番で対応できますので、一度信頼できる美容師に相談してみてくださいね。

以前、長年同じ位置でポニーテールを続けていた40代のお客様がいらっしゃいました。
毎日のヘアゴム位置をずらしながら、3ヶ月のホームケアと並行して髪質改善を続けたところ、半年後には「もう跡が残りにくくなった!」と喜んでいただきました。

縮毛矯正と髪質改善の違いについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

【ホームケア①】ヘアゴムの位置を毎日ずらしてダメージを分散する

ヘアゴムを違う位置・高さに結んでいる女性

「毎日同じ場所で結ばない」というシンプルな習慣が、結び癖改善の最初の一歩です。

具体的には、3〜5cmずつ結ぶ位置を上下にずらすだけで、1カ所への集中ダメージを大幅に減らすことができます。
今日が低めポニーテールなら、明日は少し高めに、明後日はハーフアップに。
バリエーションをつけることが大切です。

毎日スタイルを変えるって、結構難しいですよね…。
どんなバリエーションがあるか教えてもらえますか?

難しく考えなくて大丈夫ですよ。
低め・真ん中・高め、の3パターンを順番に繰り返すだけで十分です。
あとは、週に1〜2回はヘアゴムを使わない日(ヘアピンやクリップで留めるなど)を作ると、さらに効果的ですよ。

また、ヘアゴムの種類も結び癖に大きく影響します。

  • 避けたいゴム:金属部品つき・細いゴム・素材が硬いもの
  • おすすめゴム:布製シュシュ・シームレスゴム・スパイラルヘアタイ
  • 理想の締め方:崩れにくい程度に、締めすぎない強さで結ぶ

ヘアゴムの跡が特に気になる方は、まずシームレスゴム(縫い目なし)に変えてみてください。摩擦が減り、キューティクルへのダメージを大幅に抑えることができますよ。

【ホームケア②】トリートメントで髪の内部を補修してサラサラ髪に変える

トリートメントを髪に塗布しているヘアケアシーン

結び癖を改善するには、内側からの補修が欠かせません。毎日のトリートメントで髪の芯から整えることが大切です。

特に加水分解ケラチン・コラーゲン・シルクなどのPPT(ポリペプチド)成分が配合されたトリートメントは、ダメージで空洞になった髪の内部に入り込み、形状を補強する効果があります。

市販のトリートメントを使っているんですが、使い方が合っていないのか
なかなか効果が出ている気がしなくて…。正しい使い方はありますか?

使い方のポイントは「塗布後5〜10分放置」と「髪の中間〜毛先に集中させる」ことです。
根元に塗りすぎると頭皮トラブルの原因になるので注意してください。
また、蒸しタオルで包んで5〜8分置くと浸透率がぐっと上がりますよ。

使い方のポイントは、「洗い流す前にブラシで軽く梳かして成分をムラなく浸透させること」です。
週2〜3回の使用を続けることで、3〜4週間後から髪のまとまりの変化を実感できる方が多いですよ。

ぼくが実際にお客様に紹介して、口コミが特に良いトリートメントがシナジー「ピースピュアトリートメント」です。

【シナジー】ピースピュアトリートメント 250ml ¥4,400

シナジー ピースピュアトリートメント

加水分解ケラチン・コラーゲン・シルクの3種PPT配合で、ダメージで空洞化した髪内部を集中補修。
結び癖の原因となるコルテックスの変形を内側からサポートします。
継続使用で髪のまとまりと弾力が戻ってくると好評です。

このトリートメントは、シャンプー後に中間〜毛先に塗布して5〜8分放置するのがおすすめです。
週2〜3回の使用を目安に継続することで、3〜4週間後から髪質の変化を感じる方が多いですよ。

【ホームケア③】ヘアオイル・ヘアミルクでキューティクルをコーティングする

ヘアオイルを手のひらに取っている女性

洗い流さないトリートメント(ヘアオイル・ヘアミルク)は、キューティクルの表面をコーティングしてヘアゴムによるダメージを防ぐ「バリア」になります。

ヘアオイルとヘアミルクの違いを知って使い分けることが重要です。

ヘアオイルはキューティクル表面をコーティングして光沢を与える「ファンデーション」、ヘアミルクは内部に水分を補給して柔軟性を与える「乳液」のようなイメージです。

ヘアオイルとヘアミルク、どっちを使えばいいか迷っています。
両方使ったほうがいいんでしょうか?

結び癖が気になる方には両方使う「重ね付け」がおすすめです。
順番はヘアミルクを先に、ヘアオイルを後でが基本。
ミルクで内側から水分を入れてから、オイルで蓋をするイメージです。
ドライヤー前に使うことで、熱ダメージも軽減できますよ。

ぼくがおすすめするのはシナジー「キュアオイル」とシナジー「セルキュアヘアミルク」の組み合わせです。

【シナジー】キュアオイル 60ml ¥3,960

シナジー キュアオイル

エルカラクトン+3種の油溶性PPT(ケラチン・コラーゲン・シルク)配合で、ドライヤーの熱(60℃以上)と反応してキューティクルを内側から修復します。
余分なオイルが熱で蒸発するためべたつかずサラサラに仕上がるのが特徴です。

【シナジー】セルキュアヘアミルク 150ml ¥4,400

シナジー セルキュアヘアミルク

縮毛矯正・ダメージ毛専用に設計されたヘアミルク。シャンプー後、傷みが強い毛先に重点的に塗布して乾かすだけで、ごわつきが取れてまとまりやすい髪に変わると好評です。
1プッシュで約3ヶ月使える経済的な設計も嬉しいポイント。

キュアオイルは濡れた髪に1〜2プッシュがちょうどいい量です。
ロングの方や毛量が多い方は2〜3プッシュ使っても大丈夫ですよ。
セルキュアヘアミルクは特にダメージが強い毛先に集中して使うのがポイントです。

【シーン別対策】朝のスタイリングで結び癖を目立たせないようにする

朝のルーティンで髪をセットしている女性

結び癖はケアで改善できますが、今すぐ「今日の髪」をきれいに見せたいときには、スタイリングで目立たせない工夫も大切です。

特に結び癖が気になる部分にヘアアイロン(コテ)を軽く当てるのが即効性があります。
ただし熱を当てすぎるとダメージの原因になるので、140℃以下の低温設定で短時間だけ使うようにしてください。

朝の準備で時間がないのに、結び癖を直すのにさらに時間がかかってしまいます…。
もっと時短でできる方法はありますか?

時短ならスプレー型の洗い流さないトリートメント(ヘアミスト)が便利です。
結び癖が気になる部分に軽くスプレーして、ブラシで形を整えながらドライヤーを当てるだけ。
所要時間は2〜3分で十分ですよ。

また、ヘアゴムで結ぶ前後のひと手間が結び癖の悪化を防ぐポイントです。

  • 結ぶ前:ヘアオイルかヘアミルクを少量なじませてからゴムを使う
  • ほどいた後:ブラシで髪をとかして、ヘアオイルで形を整える
  • 寝る前:スリークブラシで全体をとかしてから、緩めのお団子に変える

ヘアオイルとヘアミルクの詳しい使い方については、こちらもご参照ください。


まとめ:結び癖は正しいケアで必ず改善できる。悪化する前に早めの対策を!

ツヤのある美しいストレートヘアの女性

今回は結び癖の原因と直し方について解説しました。

結び癖は「仕方ないもの」ではありません。
原因を理解して正しいケアを続ければ、必ず改善できます。

  • 原因①:キューティクルの損傷―ヘアゴムの同一箇所への繰り返しの巻きつけ
  • 原因②:形状記憶の崩れ―カラー・パーマによる内部ダメージの蓄積
  • 原因③:熱・乾燥による固定化―半乾きのままヘアゴムを使う習慣
  • 直し方①:サロンケア―縮毛矯正・髪質改善トリートメントで根本解決
  • 直し方②:ゴムの位置ずらし―3〜5cm毎日変えてダメージを分散
  • 直し方③:トリートメント補修―PPT成分で内部から形状を補強
  • 直し方④:ヘアオイル・ミルク―キューティクルをコーティングして保護
  • 直し方⑤:スタイリング対策―朝の一手間で今日の結び癖を目立たせない

全部一度にやろうとしなくて大丈夫です。
まずは「ヘアゴムの位置を毎日ずらす」だけでも、結び癖はかなり改善されてきます。
できることから一つ、気軽に試してみてくださいね。

【シナジー】ピースピュアシャンプー 400ml ¥5,940

シナジー ピースピュアシャンプー

加水分解ケラチン・コラーゲン・シルクの3種PPT配合で、洗うたびに髪の内部をやさしく補修するシャンプー。
シャンプー後に髪内部へ残る成分が継続的な補修効果を発揮します。

ヘアミルクについてさらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

最後まで御覧頂きありがとうございました。

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