【専門美容師が解説】縮毛矯正とストレートパーマの違いは?どちらがオススメ?

【専門美容師が解説】縮毛矯正とストレートパーマの違いは?どちらがオススメ?

クセ毛やうねりが気になるから美容室で髪の毛をまっすぐにしたい!

ところで、縮毛矯正ストレートパーマって2つメニューがあるんだけど、一体何が違うの?

縮毛矯正とストレートパーマ。

どちらも同じでしょ?と思われがちですが、実は全く違うメニューです。

本記事では、意外と知らない人が多い縮毛矯正とストレートパーマの違いについて、縮毛矯正を専門としている美容師が解説します。

本記事はこんな人にオススメ
  • これから縮毛矯正やストレートパーマをしたいと思っている
  • 過去にストレートパーマをしたけどクセが伸びなかった
  • 自分にはどちらの方がオススメなのか知りたい

縮毛矯正とストレートパーマの違いを知っておかないと、自分が思っていたのと全く違った仕上がりになってしまうことも、、。

なんとなくストレートパーマ・縮毛矯正をしたけど、そのせいでその後のヘアスタイルなどが楽しめなくなった人もいます。

そうならないよう、事前にそれぞれの違いを知っておきましょう。

目次

縮毛矯正とストレートパーマの違い

ストレートアイロンでクセを伸ばす様子
  • クセの伸び加減が違う
  • 施術時間や料金が違う
  • 持ちが違う

①クセの伸び加減が違う

縮毛矯正もストレートパーマも使う薬剤は同じ物であることがほとんどです。

違いは【ストレートアイロンを使うかどうか】だけです。

しかし、ストレートアイロンを使うかどうかで、仕上がりは大きく変わります。

縮毛矯正は薬をつけた後にストレートアイロンを使って髪の毛をまっすぐに伸ばして、その状態で固定します。

一方、ストレートパーマは薬の力だけで髪のクセを伸ばします。

そのため、クセの伸び加減は圧倒的に縮毛矯正の方が強くなります。

軽いうねりやパーマを戻す程度ならストレートパーマでも充分伸びるでしょう。

しかし、クセの強い人やしっかりボリュームダウンしたい人にとってはストレートパーマでは物足りなく感じます。

ストレートパーマの場合はクセが伸びたとしても、時間と共に取れていくことも多いので注意しましょう。

②施術時間や料金が違う

ストレートパーマは縮毛矯正と違って髪を乾かしたりストレートアイロンを通す作業が無い分、比較的短時間で施術が終わります。

縮毛矯正が3時間程度かかるのに対し、ストレートパーマは1時間半程度でおわることがほとんど。

また、料金も縮毛矯正の場合平均で15,000円〜20,000円ほどしますが

ストレートパーマの場合は10,000円程度でできるところがほとんどです。

③持ちが違う

縮毛矯正の効果は半永久的なのに対して、ストレートパーマの場合は徐々にうねりが戻ってくることもあります。

クセが強い人や、しっかりストレートの状態にしたい人は縮毛矯正をするのがオススメです!

縮毛矯正とストレートパーマ、どちらがオススメ?

縮毛矯正 アイロン施術

縮毛矯正がオススメの人

  • クセ、うねりが強い
  • 髪の毛をしっかり伸ばしたい
  • 髪にツヤを出したい
  • 長期間ストレートの状態を保ちたい
  • 髪の量が多いのでボリュームダウンしたい

ストレートパーマがオススメの人

  • 軽い髪のクセがある
  • 髪のクセにすごく困っているわけではない
  • ボリュームをあまり減らしたくない
  • パーマを当てたけど元に戻したい
  • 髪の毛を伸ばす予定がない

ストレートパーマの特徴は短時間、比較的リーズナブルな料金で髪のうねりを緩和できること。

クセが弱い人やすごく髪をまっすぐにしたいわけではない人にとってストレートパーマは丁度良いメニューですよ!

髪を伸ばす予定がないショートヘアの人で縮毛矯正するのはコスト的にちょっと・・・という方にもオススメです。

迷ったら縮毛矯正がオススメ

美容室 縮毛矯正 ストレートアイロン

私の場合髪のクセは気になるけど、、結局どちらが良いのか分からない・・

このように迷った時は、縮毛矯正をオススメします!

理由はとにかく縮毛矯正の方がクセを伸ばす効果が強いから。

その上、効果は半永久的。

ストレートパーマの場合、時間と共に効果は薄れていきます。

しかし、髪の毛へのダメージだけはそのまま残り続けます。

ストレートパーマを当てる

クセがまた出てきたからといってもう一度ストレートパーマを当てなおす

さらに髪が傷む。

その結果、クセだけでなくダメージによる広がりも・・。

と、悪循環になってしまいます。

それなら、半永久的な効果のある縮毛矯正を一度当てましょう。

そして、その後は新しく伸びてきたところだけを縮毛矯正し続ける方が髪の毛への負担は少ないですよ!

縮毛矯正だと髪の毛がまっすぐになり過ぎてしまうから嫌だな・・。

こういった方もいるかと思いますが、ご安心ください。

最近は縮毛矯正の薬剤や技術が進歩したことにより、自然な丸みのあるストレートヘアになることもできるようになりました。

自然な縮毛矯正 ビフォーアフター
  • 髪の毛がまっすぐになりすぎるのはちょっと・・
  • 髪の毛がボリュームダウンしすぎるのは嫌だ・・

こういった方もご安心ください。

縮毛矯正のあて方次第で、違和感のない自然なストレートにすることも可能です。

縮毛矯正と似てるメニュー、違いは?

きれいな髪

縮毛矯正と似ているメニューではストレートパーマ以外にもあります。

主に以下の2つ。

  • チューニング
  • 髪質改善トリートメント

チューニング

チューニングとは、一部の美容室でメニュー化されているものですが、内容はストレートパーマとほとんど一緒です。

薬剤のみの力で髪のクセを緩和させるメニュー。

ストレートパーマとの違いは、「使う薬剤の違い」だけです。

チューニングを「トリートメント」や「髪質改善」と謳っている美容室もあるので注意しましょう。

トリートメントと思ってやっていたのが、実はチューニングやストレートパーマで、結果的に髪の毛が凄く傷んでしまった・・という人もたくさんいます。

あくまでチューニングはストレートパーマのようなもの。

髪の毛の癖が落ち着き、ボリュームダウンしてキレイになったように見えますが、実際髪の毛には負担がかかっています。

髪質改善トリートメント

最近人気の髪の毛にしっかりと栄養を入れて艶々の美髪にするメニュー。

髪質改善といってもさまざまなものがあるのですが、その多くは「酸熱トリートメント」というもの。

髪の毛への補強効果のある酸や栄養を入れて、アイロンの熱で定着させる仕組みのトリートメントになります。

ストレートアイロンで熱を入れて仕上げるため、仕上がりの様子はツヤツヤ。

しかし、間違っても髪のクセが伸びた訳ではありません。

髪質改善トリートメントはあくまでトリートメント。

髪のクセを伸ばす効果はありません。

あくまで栄養補給、補強を目的としたトリートメントなので髪のクセを伸ばしたい人は縮毛矯正しましょう。

縮毛矯正の種類による違いは?

縮毛矯正 アイロンワーク

縮毛矯正といっても、美容室によって様々な縮毛矯正メニューがあります。

  • 「美髪矯正」
  • 「酸性ストレート」
  • 「シルクストレート」
  • 「髪質改善ストレート」

などなど・・・。

これらはあくまで全て縮毛矯正です。

違いは、使う薬剤や処理剤(トリートメントのようなもの)などと、美容師さんのスキル。

ぶっちゃけ、美容師さんが勝手にネーミングしてるだけです(笑)

詳しくは別記事で解説します。

まとめ:クセをしっかり伸ばすなら縮毛矯正が最も効果的

ストレートアイロン施術 美容室

今回は縮毛矯正とストレートパーマの違いについて解説しました。

縮毛矯正ストレートパーマ
クセの伸び具合しっかり伸びる軽いクセを伸ばす
持ち半永久的徐々に取れる可能性も
平均価格15,000円〜20,000円10,000円前後
平均施術時間 3時間1,5時間

迷った時は縮毛矯正がオススメです。

髪のクセにお悩みがあるのなら最も効果的なのは縮毛矯正。

縮毛矯正の方がストレートパーマより傷みそう・・

縮毛矯正はストレートパーマよりも傷むイメージをお持ちの方も多いのですが、最近は意外にもそこまで大きな差はなくなってきました。

縮毛矯正は薬剤とアイロンの力でクセを伸ばすので、適正な施術をして貰えば、そこまで強い薬剤や高温のアイロンによる負担も少なくキレイなストレートになります。

むしろ、ストレートパーマで無理にクセを伸ばそうとすると、薬剤の強さをより強いものにしないといけなくなるので髪の毛への負担は大きくなってしまいます。

どちらにせよ髪の毛への負担がかかるメニューなので、何度も毛先まで繰り返し当てるのは危険。

一度の施術で理想の形に仕上げてもらい、扱いやすくキレイな状態をキープしていきましょう。

これから縮毛矯正やストレートパーマを当てようかと思っている方にとって本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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