
朝、枕やお風呂の排水口の抜け毛が増えていて・・秋になってから明らかに抜ける気がする・・。
このまま薄くなったらどうしよう・・・
季節の変わり目、シャンプーのたびに指に絡む髪の量にドキッとしていませんか?
実は秋は、1年のなかでも髪が抜けやすい季節。女性の多くが「抜け毛が増えた」と感じる時期になります。
ですが、ご安心ください。
秋の抜け毛の多くは季節性のもので、原因に合ったケアをすれば過度に心配する必要はありません。
秋の抜け毛に悩む女性は本当にたくさんいらっしゃいます。
ただ、秋の抜け毛はメカニズムが分かっていて、対策方法も分かっているのでご安心ください。
この記事では、原因と今日からできる対策5つを美容師の視点でわかりやすく解説します。
【まず知ってほしい】秋の抜け毛は「異常」ではなく自然なのもの


まず大前提として、秋に抜け毛が増えるのは、ごく自然な体のリズムなんです。
髪には「生えて・成長して・抜ける」というヘアサイクルがあり、健康な人でも1日およそ50〜100本の髪が自然に抜け替わります。
秋はこの「抜ける本数」が一時的に増える季節で、一日に200本前後抜けると言われることもあります。



え、200本も!?そんなに抜けて大丈夫なの?
サロンでも、9月〜11月になると「最近ごっそり抜けるんです」というご相談が一気に増えます。
その多くは季節性の一時的なもので、しばらくすると自然に落ち着いていきます。
大切なのは、やみくもに不安がるのではなく、原因を知って正しく向き合うことです。
秋の抜け毛が多い女性の【原因】4つ





毎日ちゃんとケアしているのに、どうして秋になるとこんなに抜けるんだろう?
秋の抜け毛には、女性ならではの原因が重なっています。
心当たりがないか、ひとつずつ見ていきましょう。
原因は大きく4つ。ご自分に当てはまるものを探しながら読んでみてくださいね。
【原因①】夏に受けたダメージの蓄積


秋の抜け毛の一番の原因になっているのが、夏のダメージです。
強い紫外線は、髪だけでなく頭皮にもダメージを与えます。
汗や皮脂、エアコンによる乾燥も重なり、夏のあいだに頭皮環境は思っている以上に消耗しています。



言われてみれば、今年の夏は日傘もUV対策もサボってたかも・・・
そのダメージが秋になって「抜け毛」という形で表面化するイメージです。
夏に日焼け対策をしていなかった方ほど、秋の抜け毛を感じやすい傾向があります。
夏の頭皮は、顔と同じように日焼けしています。頭皮は体でいちばん紫外線を浴びる場所だと考えてくださいね。
【原因②】ヘアサイクルの「休止期」が秋に重なる


髪の毛には、成長期・退行期・休止期というサイクルがあります。
夏に紫外線を浴びた髪は退行期に入りやすく、その髪が2〜3か月後の秋にまとめて休止期を迎えて抜け落ちます。
これは動物が季節ごとに毛を生え替わらせる「換毛期」の名残とも言われ、人間にも少なからず残っている自然なリズムです。
つまり秋の抜け毛は、夏のダメージ髪がまとめて抜けるタイミングが重なっているということ。
抜けたあとには、新しい髪が生えてくる準備が進んでいます。



なんだ、抜けた分はちゃんと生えてくるんだ!少し安心した!
そうなんです。抜けること自体は、生え替わりの正常なサイン。怖がりすぎなくて大丈夫ですよ。
【原因③】寒暖差と日照減による自律神経の乱れ


秋は朝晩の寒暖差が大きく、日照時間もぐんと短くなります。
この変化は自律神経を乱れやすくし、血行にも影響します。
頭皮の血のめぐりが滞ると、髪に必要な栄養が毛根まで届きにくくなり、抜け毛につながりやすくなります。



最近たしかに、寝つきが悪かったり体がだるかったり・・・
台風や低気圧が続く時期に、なんとなく体調がすぐれない方も多いはず。
その「なんとなくの不調」は、髪にも同じように影響しているのです。
体の巡りと髪の元気は直結しています。
髪だけを見るより、体全体を整える意識が近道ですよ。
【原因④】女性ホルモンの揺らぎと頭皮の乾燥


日照時間の減少やストレスは、女性ホルモンのバランスにも影響します。
髪の成長を支えるエストロゲンが減ると、髪の成長期が短くなり、抜け毛が増えやすくなります。
さらに秋は空気が乾き始め、頭皮そのものも乾燥しやすくなる季節です。
頭皮の乾燥はかゆみやフケの原因にもなり、無意識にかいてしまうことで抜け毛を助長することもあります。
「髪」だけでなく土台である頭皮のうるおいにも目を向けることが大切です。



髪のことばかり気にしてたけど、頭皮のうるおいなんて考えてなかった・・・
頭皮の乾燥は、秋の抜け毛の隠れた大きな原因。髪の保湿より、まず頭皮の保湿を意識してみてください。
季節ごとの抜け毛の原因は、春・夏でも少しずつ違います。あわせてチェックしてみてください。




今すぐできる秋の抜け毛【対策】5選





原因はわかった!じゃあ、今日から何をすればいいの!?
原因がわかれば、対策はぐっとシンプルになります。
どれも今日から自宅でできることばかりなので、できるものから取り入れてみてください。
全部いっぺんに頑張らなくて大丈夫。ひとつでも続けられそうなものから始めましょう。
①まずは自分の頭皮の状態を知る


抜け毛が気になったら、最初にやってほしいのが「今の頭皮の状態を知ること」です。
鏡で分け目や生え際を見て、地肌の色(赤み・くすみ)、かたさ、乾燥やベタつきをチェックしてみましょう。
頭皮がかたく突っ張っていたら血行不良、赤みがあれば炎症や日焼けのサインです。
頭皮は「顔と一枚の皮膚」。顔がごわつく日は頭皮も同じ状態、とイメージするとわかりやすいですよ。
美容室では、マイクロスコープで頭皮の状態を細かく見ることもできます。
「何が原因かわからず不安」という方は、担当の美容師さんに頭皮を見てもらうだけでも、対策の方向性がはっきりします。



美容師さんに見てもらえば安心できそうですね!
そうですね!それで対策を教えてもらいましょう!
それでも不安な人は皮膚科やAGAクリニックへ行くのも一つの方法ですよ。
②アミノ酸系シャンプーで洗いすぎを防ぐ


抜け毛が気になると、つい「しっかり洗わなきゃ」と洗浄力の強いシャンプーを選びがちです。
ですが、洗いすぎは頭皮に必要な皮脂まで奪い、乾燥を招いて逆効果になることもあります。
秋は、頭皮にやさしいアミノ酸系のシャンプーで、うるおいを残しながら洗うのがおすすめです。
「洗えば洗うほど良い」は誤解なんです。皮脂は頭皮を守るバリアなので、落としすぎないことが大事ですよ。
洗うときは爪を立てず、指の腹で頭皮をやさしくマッサージするように。
すすぎ残しは頭皮トラブルのもとなので、ぬるま湯でしっかり流しきりましょう。



髪は洗いすぎも良くないんですね!
明日から気をつけてみます。
「じゃあ実際、どのシャンプーを選べばいいの?」という方のために、ぼくが美容師目線で1本ご紹介します。
髪質改善に特化したヘアケアブランドのsynergy TOKYO(シナジー)が手がける、頭皮ケア専用のシャンプーです。
【synergy TOKYO】ReLive shampoo(リライブシャンプー)300ml ¥7,700(税込・執筆時点)


髪だけでなく、その土台となる「頭皮までいたわるスキャルプシャンプー」です。
キャピキシル・ピディオキシジルなど、スキャルプケアで注目される成分を配合量重視で高配合。
フルボ酸・センブリエキス・プラセンタエキスが、頭皮を清浄にしてすこやかに保ちます。
カシミヤヤギケラチンやペリセア(R)配合で、髪にはハリ・コシとうるおいを。
スキャルプ系にありがちなきしみを感じにくい、心地よい洗い上がりも自慢です。
清涼感のあるスノーガーデンの香りで、サロン現場で多くの美容師さんに選ばれています。
③頭皮用トニック・オイルで乾燥を防ぐ


乾燥しやすい秋は、頭皮にもうるおいケアを。
お風呂上がりの清潔な頭皮に、頭皮用のトニックやオイルでうるおいを与えると、乾燥によるかゆみやフケを防ぎやすくなります。
頭皮をすこやかに保つことが、次に生えてくる髪の土台づくりにつながります。



顔と同じで、頭皮も保湿してあげればいいんだね!
つけすぎるとベタつきの原因になるので、少量を指先になじませてから頭皮へ。
そのまま次のマッサージに移ると効率的です。
量は「1〜2滴から」で十分。足りなければ足す、くらいの気持ちがちょうどいいですよ。
頭皮用トニック選びに迷ったら、シャンプーと同じsynergy TOKYO(シナジー)のリライブトニックがおすすめです。
「洗い流さない頭皮用美容液」なので、お風呂上がりの保湿ケアにそのまま使えます。
【synergy TOKYO】ReLive tonic(リライブトニック)100ml ¥6,600(税込・執筆時点)


洗い流さないからこそ、こだわり成分を「頭皮にとどめるケア」ができる頭皮用美容液です。
キャピキシル・ピディオキシジルなど、スキャルプケアで注目される成分を高濃度で配合。
フルボ酸・センブリエキス・プラセンタエキスが、美しい髪の土台となる地肌をすこやかに保ちます。
使い方は、タオルドライ後に頭皮へなじませて指の腹でマッサージするだけ。
次の対策④「頭皮マッサージ」と組み合わせると、まさに一石二鳥です。
スノージャスミンの香りで、1日の終わりのリラックスタイムにもぴったり。
④頭皮マッサージで血行を促す


自律神経の乱れで滞りがちな秋の頭皮には、マッサージで血行を促してあげましょう。
両手の指の腹を側頭部にあて、頭皮を上に持ち上げるようにゆっくり動かします。
1回30秒ほどでも十分。シャンプー中や、テレビを見ながらでも続けられます。
ポイントは「こする」のではなく「動かす」こと。頭皮そのものをずらすイメージでやってみてください。



頭皮がやわらかくなると、髪が根元からふんわり立ち上がって気分も上がります!
頭皮マッサージを習慣にするなら、専用ブラシを1本持っておくと続けやすいです。
ヘッドスパで有名なブランド・uka(ウカ)の定番のスカルプブラシはすごく使いやすくてオススメですよ!
お風呂でシャンプーしながら使える、シリコン製の「頭皮マッサージブラシ」です。
手だと力が入りにくい頭頂部や後頭部も、心地よい刺激でラクにマッサージできます。
ネイルをしている女性でも爪を気にせず頭皮を洗えるのがうれしいポイント。
硬さはソフト・ミディアム・バリカタなどから、好みに合わせて選べます。
1つ持っておくと、毎日のシャンプータイムがそのまま頭皮ケアタイムになりますよ。
⑤タンパク質・鉄分中心の食事と睡眠


髪はタンパク質からできています。
夏バテで食欲が落ちていた方は、秋こそ髪の材料をしっかり補いましょう。
鮭やさんまなどの魚、大豆製品やナッツ、レバーや赤身肉(鉄分)を意識して取り入れるのがおすすめです。
そして、髪は寝ている間に育ちます。
毎日同じ時間に寝起きし、質の良い睡眠を6〜7時間とることが、どんなヘアケアよりも土台になります。
高い美容液より、まずは睡眠と食事。地味ですが、これがいちばん髪に効いてきますよ。



特別なことより、普段の生活を整えるのが近道なんですね!
頭皮ケアや夜のケアについては、こちらの記事でさらにくわしく解説しています。




こんな抜け毛は専門機関へ相談を





季節性じゃない抜け毛って、どうやって見分けるの?
秋の抜け毛の多くは季節性ですが、なかには専門的なケアが必要なケースもあります。
次のようなサインがあるときは、自己判断せず、皮膚科や女性の薄毛を扱う専門クリニックに相談しましょう。
- 抜け毛が2〜3か月以上ずっと続いている
- 分け目や頭頂部の地肌が明らかに透けてきた
- 一部分だけごっそり抜ける・円形に抜けている
- 強いかゆみ・赤み・痛みをともなう
髪や頭皮のことは、美容師と医療機関で役割が分かれています。
ぼくたち美容師は毎日のケアや髪の扱いやすさをサポートし、医療機関での対応が必要な症状は専門家にお任せするのが安心です。
「これは季節性なのか、それとも別の原因か」の見極めが不安なときは、早めに相談してみてください。
迷ったら、まずいつもの美容師に相談を。必要なら医療機関へ、と橋渡しもできますよ。
秋の抜け毛に関するよくある質問


- 秋の抜け毛は1日何本までなら大丈夫ですか?
- 健康な人でも1日50〜100本ほどは自然に抜け替わります。秋はこれが一時的に増え、150〜200本ほどになることもありますが、多くは季節性で数週間〜2か月ほどで落ち着きます。抜けた髪が細く短いものばかり、地肌が透けてきた、という場合は一度専門機関に相談すると安心です。
- 秋の抜け毛はいつまで続きますか?
- 個人差はありますが、9月〜11月ごろがピークで、その後は落ち着いていくことが多いです。夏のダメージが大きかった年ほど長引きやすいので、日ごろの頭皮ケアと生活習慣の見直しがそのまま対策になります。
- シャンプーは毎日したほうがいいですか?
- 基本は1日1回でOKです。抜け毛が気になるからと1日に何度も洗うと、頭皮に必要なうるおいまで奪われて逆効果になることがあります。アミノ酸系のシャンプーで、指の腹をつかってやさしく1回洗うのがおすすめです。
- 抜け毛が気になるとき、髪を結んでも大丈夫ですか?
- 同じ位置できつく結び続けると、髪や頭皮に負担がかかりやすくなります。結ぶ位置を日によって変える、就寝時はほどく、ゆるめに結ぶ、といった工夫で負担を減らせます。
まとめ|秋のケアで、冬・春の髪は変わります


秋の抜け毛は、夏のダメージ・ヘアサイクル・自律神経・ホルモンと乾燥が重なって起こる、季節性のものがほとんどです。
だからこそ、原因に合ったケアを続ければ、必要以上に不安になることはありません。
今日からできることを、もう一度おさらいします。
- まずは自分の頭皮の状態を知る
- アミノ酸系シャンプーで洗いすぎを防ぐ
- 頭皮用トニック・オイルで乾燥を防ぐ
- 頭皮マッサージで血行を促す
- タンパク質・鉄分中心の食事と睡眠



秋のうちにケアしておけば、冬や春の髪も変わるんだね!
秋にていねいにケアした頭皮は、冬・春の髪の状態に必ずつながります。
抜け毛の季節を、髪の土台を整えるチャンスに変えていきましょう。








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