
最近、シャンプーの時にごっそり髪が抜けて・・春になってから明らかに抜け毛が増えた気がして、このまま薄くなったらどうしよう。
春になり、ふと排水口に溜まった髪の量を見て、ぎょっとした経験はありませんか?
実は男性よりも女性の方が春は抜け毛が深刻になりやすく、それには明確な原因があります!
原因を知らないままケアをしても、なかなか状態は変わりません。
ですがご安心ください。
春の抜け毛は、原因に合った正しいケアをすれば必ず減らせます。
- シャンプーの後、排水口の髪の量に毎回ぞっとする
- 分け目がパカッと開いて頭皮が見える日が増えた
- ブラッシングするたびにブラシに髪が絡む
- 抜けた髪が細く・短くなっている気がする



こんな悩みをずっと抱えていて、もう改善できないのかな・・と思い始めていました。



春の抜け毛に悩む30代・40代女性はたくさんいらっしゃいます。
ですが、春の抜け毛はメカニズムが分かっていて、対策の打ち方も決まっていますよ。
10年以上現場でお客様の髪を見てきた美容師として、必ず改善できるとお約束します。
本記事では、髪質改善特化美容師が、春の抜け毛が増える本当の原因4つと今日からできるケア5つについて紹介します。
春の抜け毛が増える【本当の原因】4選





毎日ちゃんとケアしているのに、なんで春になるとこんなに抜けるんだろう・・



春の抜け毛が増える人の多くは、「ヘアサイクル・自律神経・紫外線・ホルモン」の4つの要因が同時に重なっているのが原因です。
【原因①】ヘアサイクルの「休止期」が春に集中する


髪の毛には「成長期 → 退行期 → 休止期」というサイクルがあり、健康な人でも1日に50〜100本は自然に抜けています。
ところがこのサイクル、季節によってバラつきがあります。
秋〜冬に成長を止めて休止期に入った髪が、春の3〜5月に一気に抜け落ちるのです。
これは犬や猫が春に毛が大量に抜けるのと同じ仕組みで、人間にも残っている哺乳類の名残と言われています。



えっ、じゃあ春に抜けるのは普通のことなんですか?



ある程度は自然な「生え変わり」なので、春に少し抜け毛が増えるのは正常です。
ただし、1日150〜200本以上抜けている場合は、次の②③④の要因が重なっている可能性が高いです。
抜け毛の本数を測るカンタンな方法: 朝起きた時の枕に付いている本数+シャンプー時の排水口に集まった本数を数えてみてください。合計が150本を超える日が1週間続くと「異常な抜け毛」のサインです。



1本1本数えるのは大変なので、おおよそで大丈夫ですよ!
普段と比べて倍以上になっていたら抜け毛を疑い始めましょう。
【原因②】季節の変わり目で自律神経が乱れる


3〜4月は寒暖差が大きく、生活環境(仕事・子どもの進級・引っ越し)も大きく変わる時期です。
特に女性は家族のスケジュールに合わせて自分の生活がガラッと変わる方が多く、知らず知らずのうちに自律神経が乱れます。
自律神経が乱れると、頭皮の毛細血管が収縮し、毛根に酸素と栄養が届かなくなるのです。
結果、休止期に入る髪が増え、抜け毛が一気に加速します。



確かに、新生活が始まると寝不足やイライラで頭皮がかゆくなる気がします・・



4月に来店されるお客様で「3月の終わりから急に抜け毛が増えた」と仰る方は本当に多いです。
新生活のストレス × 寒暖差で、頭皮の血流が落ちているサインですね。
【原因③】紫外線量が3〜4月で一気に約2倍になる


気象庁のデータでは、紫外線量は2月から4月にかけて約2倍に跳ね上がります。
多くの方が「紫外線対策は5月から」と思っていますが、実際は桜が咲く頃にはすでに真夏に近い紫外線量になっているのです。
頭皮は顔の2〜3倍の紫外線を浴びる、いわば「無防備な皮膚」。
紫外線で頭皮が炎症を起こすと、毛根が小さくなり、新しく生えてくる髪が細く・短くなります。



頭皮にも日焼け止めって必要なんですか?



はい、ぜひ取り入れてほしいです。
頭皮用のスプレータイプUVケア+帽子・日傘の3点セットで、春からの紫外線ダメージはかなり防げます。
春の紫外線対策については、別記事で詳しく解説しています。


【原因④】女性ホルモンの「揺らぎ」が春は大きい


女性の髪は、エストロゲン(女性ホルモン)の影響を強く受けます。
エストロゲンは髪の成長期を長く保ち、ハリ・コシ・ツヤをキープしてくれる「髪の味方」。
30代後半からは分泌量が徐々に下がり始め、特に春は気温・気圧の変動でホルモンバランスが乱れやすく、その揺らぎがそのまま抜け毛に直結します。
40代に入って「分け目が広くなった気がする」「トップがぺたんとする」と感じる方は、加齢ではなく「春のホルモン揺らぎ」が引き金になっているケースが非常に多いです。



ホルモンが原因なら、もう改善できないんでしょうか・・



ホルモンが原因なのは大きいのですが、決して「年齢のせい」だけではないのでご安心ください。
原因が分かれば、ここから先のケアで十分リカバリーできますよ。
こんな方は「危険な抜け毛」のサイン
- 抜けた髪の毛根が細く・短い(毛先より細い毛根)
- 分け目を見たら頭皮が透けて見える面積が広がってきた
- 1日200本以上抜ける状態が1ヶ月以上続いている
- 抜け毛と同時に頭皮のかゆみ・赤みがある
春の抜け毛を止める【今日からできるケア】5選





原因はわかったけど、じゃあどこから始めればいいんですか?



サロンワークで実際にお客様の髪が改善した順番で、優先度の高いものから5つご紹介します。
ぜんぶ一気にやらなくて大丈夫。1つずつ順番に試してくださいね。
【ケア①】サロンで「ヘッドスパ+頭皮診断」を受ける


抜け毛がひどいと感じたら、まず一度サロンで頭皮を見てもらってください。
セルフケアの前に「今、自分の頭皮がどんな状態か」を知ることが何より大事だからです。
マイクロスコープ付きの頭皮診断は5,000〜8,000円程度で受けられるサロンが多く、ヘッドスパとセットで施術してもらえば、毛穴の詰まり・血行不良・乾燥のどれが主原因かがその場で分かります。



美容室に行くだけで、そんなに頭皮の状態がわかるんですね。



40代のお客様で「半年前から抜け毛が止まらない」と来店された方がいらっしゃいました。
頭皮を見たら毛穴が皮脂で詰まっていて、ヘッドスパを月1で続けてもらったところ、3ヶ月で抜け毛量が明らかに減って、トップにふんわり立ち上がりが戻りました。
「美容室に行く時間がない」という方も、最初の1回だけは頑張って予約してください。原因が分かれば、その後の自宅ケアの方向性がブレません。
【ケア②】シャンプーをアミノ酸系に切り替える


抜け毛対策で最も即効性があるのがシャンプーの見直しです。
ドラッグストアで売っている安価なシャンプーの多くは「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」など強い洗浄成分が入っており、毛根を保護している皮脂まで根こそぎ落としてしまうことがあります。
春の頭皮はただでさえデリケート。
ここに強い洗浄力をぶつけると、頭皮が乾燥し炎症を起こし、抜け毛が悪化します。



ドラッグストアで安いシャンプーを使ってました・・どんなシャンプーに変えればいいんですか?



切り替えるべきはアミノ酸系(ココイルグルタミン酸、ラウロイルメチルアラニンなど)です。
頭皮を保護しながら洗える設計で、抜け毛が気になり始めた30代以降の女性にぴったりですよ。
シャンプーの裏面の成分表を確認してみてください。「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」が成分表の先頭にある場合、洗浄力がかなり強めです。アミノ酸系(グルタミン酸系・ベタイン系など)が先頭のものに変えると改善しやすくなりますよ。
美容師として最もおすすめしているのが、シナジー「リライブシャンプー」です。
頭皮環境を整えながら洗える設計で、抜け毛が気になり始めた30代以降の女性のお客様から「使い始めて1ヶ月で排水口の髪の量が減った」という声を多数いただいています。
【シナジー】リライブシャンプー 300ml ¥7,700


春の抜け毛が気になる頭皮に特化したスカルプケアシャンプー。
アミノ酸系洗浄成分で、頭皮に必要なうるおいはそのままに余分な皮脂・汚れだけをすっきり落とします。
頭皮が突っ張らないマイルドな洗い心地で、毎日続けやすい使用感が特徴です。
シャンプーの選び方をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。


【ケア③】スカルプトニックで頭皮環境を整える


シャンプーで土台を整えたら、次は頭皮への直接ケアです。
顔と同じで、頭皮もシャンプー後に化粧水で保湿すべき場所。
使うのはスカルプトニック(頭皮用ローション)です。
お風呂上がり、ドライヤーで髪を8割乾かした後に、頭皮に直接スプレーして指の腹で1〜2分マッサージするだけ。
朝のセット前にも使うと、日中の血流もキープできます。



頭皮用の化粧水って、普通のシャンプーだけじゃダメなんですね・・



シャンプーは「汚れを落とす」、トニックは「整える・うるおす」と役割が違うんです。
朝晩2回スプレーするだけで、頭皮の状態が大きく変わってきますよ。
実際に使用されたお客様からの口コミが圧倒的に良いのがシナジー「リライブトニック」。
リライブシャンプーと同じラインで、頭皮を健やかに保つ成分・うるおい成分・肌荒れを防ぐ成分がまとまって配合されています。
【シナジー】リライブトニック 100ml ¥6,600


春の抜け毛が気になる頭皮に直接届くスカルプトニック。
Capixyl(カピキシル)・フルボ酸・センテラアジアチカエキス・プラセンタエキスなどの頭皮サポート成分を配合。
シャンプー後+朝晩のスプレーだけで、頭皮環境を内側から整えてくれます。



30代後半のお客様で、リライブトニックを朝晩使っていただいた方は2ヶ月で「枕の抜け毛が3分の1になった」と仰っていました。
続けやすさが大事なので、洗面所に置いて毎日使う仕組みづくりがポイントです。
【ケア④】ヘアオイルで毛先まで保湿し「絡み抜け」を防ぐ


意外と見落とされているのが、「乾燥した毛先同士が絡んで抜ける」抜け毛です。
春は紫外線と乾燥で毛先がパサつきやすく、ブラッシングのたびに摩擦で毛根が引っ張られて抜けてしまう——これは原因②の血行不良よりも目に見えやすい抜け毛です。
対策はシンプルで、お風呂上がりにヘアオイルを毛先になじませ、絡みをほぐすこと。
① 1プッシュを手のひらに広げる
② 毛先から中間に塗布
③ 乾かす前と後の2回使う



ヘアオイルってベタつくイメージがあって苦手なんですけど・・



ベタつかない&軽い使い心地のオイルを選べば大丈夫です。
美容師として最もリピートいただいているのが、シナジーの「キュアオイル」。
毛先を保護しながら浸透するタイプで、春の重くなりがちな髪にもぴったりですよ。
【シナジー】キュアオイル 100ml ¥5,500


髪の美容液と話題のシナジー社ヘアオイル。
毛先の絡みと乾燥を一気にケアしながら、ベタつかず軽い仕上がりで春の重くなりがちな髪にもぴったり。
春の抜け毛が気になる方の毎日のお守りとして、サロン現場でもリピート率No.2の人気アイテムです。
キュアオイルの特徴・正しい使い方は、こちらでも詳しく解説しています。


【ケア⑤】食事と睡眠で「内側」から立て直す


最後は地味ですが、効果が一番大きいのが食事と睡眠です。
髪の主成分はケラチン(タンパク質)。
朝食をパンとコーヒーだけで済ませている人は、髪の材料がそもそも足りていません。
1日に必要なタンパク質量は、体重1kgあたり1.0〜1.2g。体重50kgの女性なら50〜60gです。
卵2個+鶏むね肉100g+納豆1パック+豆腐半丁で、ちょうど50g前後。
これに加えて、髪の合成に必要な亜鉛(牡蠣・牛肉・かぼちゃの種)と鉄分(赤身肉・ほうれん草・レバー)を意識すると、3ヶ月後の髪が変わります。



仕事と育児でなかなかバランスの良い食事って難しいですが・・



完璧を目指さなくて大丈夫です。
朝にゆで卵1個追加するだけ、夜に納豆を1パック足すだけ——「1食につきタンパク質を1品増やす」を意識するだけで十分変わってきますよ。
睡眠は23時〜翌2時にきちんと深い眠りに入ることが大切です。
この時間帯に成長ホルモンが出て、毛根が修復されます。
スマホを見ながらの寝落ちは、深い眠りを妨げるのでNGです。
今夜から始められる「23時就寝」のコツ: 22:30にお風呂を出る → 22:45までにスマホをリビングに置く → 22:50にベッドの照明を落とす。「ベッドにスマホを持ち込まない」を3日続けるだけで、深い眠りに変わってきます。
もっと手軽な毎日のヘアケア習慣はこちらで紹介しています。


まとめ|春の抜け毛は「今日の一歩」で必ず減らせる





いろんなことを教えてもらって、自分でできることがたくさんあるんだとわかりました!



まずはなにか一つでも良いので、できることから気軽に始めてみてください。
この記事でお伝えしたことをまとめます。
① ヘアサイクル休止期が春に集中する
春の3〜5月は哺乳類の名残で抜け毛が増える季節。1日150本以下なら正常範囲です。
② 自律神経の乱れで頭皮の血流が落ちる
寒暖差・新生活ストレスが頭皮の毛細血管を収縮させ、毛根に栄養が届かなくなります。
③ 紫外線量が3〜4月で約2倍に急増
桜が咲く頃にはすでに真夏に近い紫外線量。頭皮用UVケアと帽子・日傘の併用が必須です。
④ 女性ホルモンの揺らぎが大きくなる
30代後半からエストロゲン分泌が低下。「年齢のせい」と諦めず、外側からのケアでリカバリー可能です。
⑤ 今日からできるケア5つ
- サロンでヘッドスパ+頭皮診断(5,000〜8,000円)
- シャンプーをアミノ酸系に切り替える(リライブシャンプー)
- スカルプトニックで朝晩の頭皮ケア(リライブトニック)
- ヘアオイルで毛先を保湿し「絡み抜け」防止(キュアオイル)
- タンパク質50g/日と23時就寝で内側から立て直す



春の抜け毛は毎日の積み重ねが大切です。
まず1つだけ、今日から変えてみてくださいね。
小さな変化が、3ヶ月後の春の抜け毛を確実に変えますよ。
頭皮と髪のケアについては、以下の記事もあわせてご覧ください。








最後まで御覧頂きありがとうございました。








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