髪が乾燥するからヘアオイルをつけているんだけど、いまいち効果を実感しない・・。
ヘアオイルをつけて髪が乾きにくいしベタつく日がある・・。
使い方が悪いのかな?
ヘアケア・スタイリングに使える便利なヘアオイルですが、使い方を間違えている人がたくさんいます。
その結果、髪が扱いづらくなったり、傷んでしまう原因になっていることも。
本記事では、正しいヘアオイルの使い方やつけるタイミング・オススメのヘアオイルについて紹介します。
ヘアオイルの正しい付け方
ヘアオイルの付け方としては
①毛先などの乾燥しているところに適量をつける
②手ぐしやブラシで髪全体になじませる。
という、ごく普通の方法で良いです。
特別難しいことはないのですが、問題はつけるタイミング。
ヘアオイルをつけるタイミングや量を間違えてしまうと、思ってるような仕上がりになりません。
ヘアオイルにはヘアケア用・スタイリング用の2種類ある
ヘアオイルは用途や目的に合わせて大きく2種類に分かれます。
ヘアケア用オイルの特徴
- 髪のダメージ補修を目的としたオイル
- サラッとした質感になりやすい
- 熱と反応して栄養成分が髪に入りやすい。
- ドライヤー前につけることで髪が早く乾きやすくなる効果も
- オイル感・しっとり感を感じづらい
- ボリュームダウンや束感・濡れ感が出づらい
- 長時間髪を保湿する効果はない。
アイロン後やお出かけ前につけるのもダメではないですが、効果は実感しづらくなります。
ヘアケア用オイルはサラッとしていてベタつきません。
そのため、スタイリング用に使うには物足りなく感じる方が多いです。
ヘアケア用オイルの使い方
- ドライヤー前、ドライヤー直後
- アイロン前
ドライヤー前・アイロン前につけることで、熱の力を利用して髪のダメージ補修や艶を出す効果があります。
ドライヤー前につけると、髪の余分な水分を逃がしてくれて髪が乾きやすくなる効果も。
ヘアケア用オイルは髪が濡れている状態で付けるのがオススメ。
全体にムラなくつきやすいですよ。
もちろん、髪が乾いた状態でつけても問題ありません。
ヘアケア用のオイルはお肌で言う美容液のような存在と思っていただければよいかと思います。
スタイリング用オイルはサラッとした質感の物がほとんど。
良い意味でオイル感がないので、ついたっぷりつけがちですが、多くの人にとっては1〜2プッシュ程度で充分効果を発揮します。
オススメのヘアケア用オイル
シナジー キュアオイル
髪質改善成分が超高濃度に配合されたオイル。
シャンプーしても取れづらい成分ばかりなので、長時間髪を補修・補強してくれます。
補修効果も良いですが、エヴァーライチの香りがとても良くつけるたびに気分が上がりますよ。
シナジーさんの商品はこちらのサイトで購入するのが送料も安くてオススメです。
Altoオイル
髪質改善成分「メドウフォーム-δ-ラクトン」などが高濃度に配合されたヘアケア用オイル。
キュアオイルよりもさらっとした質感で素髪っぽさを残しながら髪をサラサラにしてくれます。
Altoオイルは市販では売っていない上、取引のある美容師さんの元で歯科購入できません。
正規ではこちらのサイトで購入できます。
スタイリング用オイルの特徴
- 髪に濡れ感や束感・ツヤを出しやすい
- ボリュームダウンできる
- 長時間ヘアスタイルをキープできる
- ベタつきやすい
- シャンプーしても髪に残りやすい
スタイリング用オイルの使い方
- 髪を巻いた後
- お出かけ前
- 髪のパサつきが気になる時
スタイリング用オイルは髪をしっかりボリュームダウン・保湿した状態を長時間キープする効果があります。
名前の通り、スタイリングを目的として利用しましょう。
市販のヘアオイルの殆どはスタイリング用オイルです。
間違ってヘアケア用オイルとして使わないよう注意しましょう。
オススメのスタイリング用オイル
N.ポリッシュオイル
大人気のスタイリングオイル。
サラッとしながらもしっかりボリュームダウン。
濡れ髪や束感のあるヘアスタイルが簡単に作れます。
トラックオイル no.3
N.ポリッシュオイルと同じく大人気のスタイリングオイル。
しっとりとした質感で乾燥しやすい上の人でもしっかりボリュームダウンしながら長時間保湿・まとまり良い状態をキープできます。
金木犀の香りがとても良いと多くの女性が愛用されています。
ヘアケア用オイルとスタイリング用オイルの見分け方
「使用方法」で確認する
パッケージ裏面などに使用方法が記載されている場合が多いです。
- 「洗髪後に〜」
- 「乾かす前に〜」
と記載されているものはヘアケア用オイルです。
- 「巻いた後に〜」
- 「乾いた髪に〜」
- 「お出かけ前に〜」
など記載されているものはスタイリング用オイルになります。
「内容成分」で確認する
- 「メドウフォーム-δ-ラクトン」
- 「γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)」
このどちらかが配合されているものはヘアケア用オイルである可能性が非常に高いです。
この2つの成分はドライヤーやアイロンなどの熱と反応して髪を補修してくれる効果があります。
そのため、ヘアケア用オイルの主成分として配合されています。
NGなヘアオイルの付け方
- 乾かす前やアイロン前にスタイリング用オイルをつける
- スタイリング用オイルをシャンプーでしっかり落とせていない
- ヘアケア用オイルをスタイリング用としてつける
- ヘアミルクとオイルを混ぜて使う
乾かす前やアイロン前にスタイリング用オイルをつける
スタイリング用オイルを濡れた髪につけると乾きづらくなります。
それだけでなく、乾きづらい髪を無理やり乾かそうとするとダメージの原因にもなります。
巻く前にヘアオイルをつける方もいますが、個人的にはおすすめしません。
髪の巻きが長持ちしやすくなるというメリットもありますが、アイロンが汚れる上、髪が傷みやすくなる原因になります。
スタイリング用オイルをシャンプーでしっかり落とせていない
スタイリング用オイルは一度のシャンプーではキレイに落とせません。
何度か洗うか、洗浄力の高いシャンプーでおとしましょう。
シリコン除去シャンプーなどをつかうと簡単に落とせますよ。
ヘアケア用オイルをスタイリング用としてつける
ヘアケア用オイルの効果を最大限発揮できるのはドライヤー前やアイロン前。
髪の表面上のパサツキを抑える効果は少ないので、ダメではないのですが効果を実感しづらくなります。
スタイリングの時はスタイリング用オイルやバームを使いましょう。
ヘアミルクとオイルを混ぜて使う
ヘアミルク(髪に水分を残す効果)とヘアオイル(髪の余分な水分を逃がす効果)を手で混ぜて使ってしまうとそれぞれの効果が半減してしまいます。
- 先にヘアオイルを髪全体につける
- その後、乾燥しがちな毛先中心にヘアミルクをつけて乾かす
といったように、それぞれを使い分けるのがオススメです。
ヘアケア用オイルとヘアミルクはどちらがオススメ?
- 髪の毛が乾くのが早くなる
- 乾かす時、髪の引っ掛かりが減る
- サラッとした仕上がりになる
- 絡まりやすい毛先や髪全体につける
・早く髪を乾かしたい人
・髪が絡まりやすい人
にはヘアケア用オイルがオススメです。
- 髪の毛がしっとり、もちっとした柔らかい質感になる
- 髪を保湿するのでドライヤー時間は短縮できない
- 乾燥しがちな毛先に使うことが多い
・縮毛矯正した髪
・乾燥しやすい人
・髪が固く感じる人
にはヘアミルクがオススメです。
どちらもたっぷりつけてもべたつくことはほとんどありません。
用途や目的に合わせて使い分けましょう。
ヘアオイルやヘアミルクの違いや効果については「ヘアオイルとヘアミルク・ヘアミストの違いと効果的な使い方【美容師の解説】」にて詳しく紹介しています。
こちらもぜひご参考に。
まとめ
今回はヘアオイルの正しい使い方について紹介しました。
ヘアオイルにはヘアケア用・スタイリング用と用途に合わせて2種類あります。
それぞれの特徴をまとめました。
ヘアケア用オイル | スタイリング用オイル | |
---|---|---|
特徴・効果 | ダメージ補修 サラッとした質感 熱と反応して栄養が髪に入る 髪が早く乾きやすくなる | 髪に濡れ感や束感・ツヤを出せる ボリュームダウンできる 長時間ヘアスタイルをキープできる |
デメリット | しっとり感を感じづらい 束感・濡れ感が出づらい 長時間髪を保湿する効果はない。 | ベタつきやすい シャンプーしても髪に残りやすい |
つけるタイミング | ドライヤー前、ドライヤー直後 アイロン前 | 髪を巻いた後 お出かけ前 髪のパサつきが気になる時 |
おすすめの人 | 髪を早く乾かしたい 髪を綺麗にしたい ベタベタするのが嫌 | ボリュームダウンしたい ツヤのある髪が好き |
多くの方が
- スタイリング用オイルを過剰に多くつけて髪がべたついている
- スタイリング用オイルを洗い落とせていない
- 乾かす前にスタイリング用オイルをつけて乾きづらくなっている
こういった状態になっています。
結果的に髪が傷んだり、毎日のお手入れが大変になっている場合があります。
スタイリング用オイルは一般のシャンプーではなかなかきれいに落とせないので、クレンジング用のシャンプーなどを使いましょう。
そして、ヘアケア用・スタイリング用オイルを正しく使い分けることで毎日のヘアケアを楽にしつつ、きれいな髪をキープしていけますよ。
最後までご覧になって頂きありがとうございました。
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