【専門美容師の解説】縮毛矯正してチリチリになった髪の改善方法

【専門美容師の解説】縮毛矯正してチリチリになった髪の改善方法

縮毛矯正をしてもらったんだけど、毛先がチリチリに・・
これって治りますか?

縮毛矯正してもらうといつももみあげや襟足がチリチリになってしまう・・
私の髪が悪いのかな?

縮毛矯正して髪がチリチリになったというお悩みをお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。

本記事では縮毛矯正でチリチリになった髪の改善方法自宅でのお手入れ方法、チリチリにならずキレイに縮毛矯正を当ててもらう方法について紹介します。

目次

縮毛矯正してチリチリになった髪の改善方法

傷んだ毛先
  • 髪を切る
  • ビビり直しをする
  • 髪質改善トリートメントで補強する

①髪を切る

基本的な改善方法は結局のところ、「髪を切る」というものになります。

髪の毛は生えてきた状態が100点の状態から、カラーやパーマ、紫外線や熱ダメージなど様々な要因によって減点されていきます。

その結果、0点になってしまった状態の髪を100点まで戻すことはできません。

手っ取り早くチリチリをなんとかしたい!

ということから、ほとんどの方が髪を切るという選択肢になってしまいます。

本心では、なるべく髪を切りたくない・・!という方が多いかと思います。
そこで、②・③の方法ができそうであれば、まずは実践しましょう。

改善方法②ビビり直しをする

チリチリになった原因によっては、縮毛矯正を当て直すことによってキレイに改善できる場合があります。

しかし、チリチリになった髪に縮毛矯正を当て直すことはリスクの高い施術になります。

失敗されるとさらに髪がチリチリになったり切れる原因になります。

最悪失敗したら切っても良い上で、信頼できる美容師さんがいればお願いしましょう。

一度失敗された人に当て直してもらうのは怖いですよね。
できれば違う担当の人、縮毛矯正の上手な美容師さんに当て直してもらいましょう。

改善方法③髪質改善トリートメントで補強する

最も安全なチリチリ髪の対処方法です。

髪質改善トリートメントで新たな結合を作ることで0点近くになった髪を10点・20点まで回復させることができます。

ただし、繰り返しても決して100点の状態には戻らないので要注意。

リスクはほとんど無く、見た目や手触りが良くなります。

チリチリになった原因によっては改善可能

チリチリになった原因が枝毛や切れ毛だけによるもの(表面上のチリチリ)で内部に芯が残っている場合、改善できる場合が多いです。

髪を濡らして指に巻き付けても髪が跳ね返るようでしたら、まだ芯が残っている証拠。
高確率でチリチリを改善できる可能性があります。

縮毛矯正で髪がチリチリになる原因

縮毛矯正 アイロン
  • 縮毛矯正での過度な薬剤やアイロンによる失敗
  • 縮毛矯正した後、髪に負担がかかることをする

アルカリに髪が反応する

縮毛矯正で髪がチリチリになる原因のほとんどは美容師さん側の失敗によるものです。

髪質や状態に対して薬やアイロンが強すぎた場合、チリチリになってしまいます。

このような場合、もう一度縮毛矯正を当て直してもらってキレイになる可能性は限りなく低くなります。

縮毛矯正した後、髪に負担がかかることをする

  • 縮毛矯正と同時にカラーやブリーチをする
  • 縮毛矯正後すぐに高温のアイロンを使う
  • 髪が濡れたまま放置する

こういった事により、縮毛矯正した髪が傷みチリチリになることがあります。

縮毛矯正した後は3日〜1週間ほどはなるべく髪が傷むことを避けましょう。

チリチリになった髪を自宅で改善できる方法

ヘアワックスを手に取る様子

チリチリになった髪に効果のある成分として

  • 「メドウフォーム-δ-ラクトン」
  • 「γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)」
  • 「レブリン酸」

などがあります。

これらが配合されたシャンプー・トリートメント・洗い流さないトリートメントを使うことで髪の状態を少し改善できます。

シナジーさんの商品には先ほど紹介した成分が高濃度に配合されています。
価格は決して安くないですが、本気で髪をキレイにしていきたい方にはこういった補修成分が高濃度に配合されているものを使っていきましょう。

シナジーさんの商品はこちらで購入できます。

髪がチリチリになったときに絶対にやってはいけないこと

ストレートアイロンをする女性
  • アイロンを通す
  • 温泉やプール・海へ行く
  • 同じ美容師さんに縮毛矯正をあて直してもらう

アイロンを通す

髪のチリチリが気になるからといって高温のストレートアイロンなどでクセを伸ばしたり、髪を巻くのはNG

より髪がチリチリになる原因になります。

アイロンを通す場合は140℃以下(できれば120℃)で極力髪に負担をかけないようにしましょう。

温泉やプール・海へ行く

温泉やプール・海水の塩素に含まれる「アルカリ」によって、チリチリになった髪がさらにチリチリになる場合があります。

また、汗をかいた状態髪が濡れたままの状態で長時間過ごすのも避けましょう。

他にも、肌荒れのクリームなどにも「アルカリ」が含まれている場合があります

こういった「アルカリ」性のものを使用する際は、極力髪に触れないようにしましょう。

同じ美容師さんに縮毛矯正をあて直してもらう

そもそも髪をチリチリにされてしまった美容師さんに縮毛矯正をお願いするのは非常に危険。

99%の確率で治りません。

むしろ悪化することのほうがほとんどです。

失敗された美容師さんには「お直し」ではなく「返金」をお願いしましょう。

縮毛矯正で髪がチリチリになった場合、なるべく早めにお店か担当美容師さんに連絡しましょう。

時間が経ってからでは、他の原因などによるチリつきの可能性などもあると返金を断られる可能性が高くなります。

そして、縮毛矯正を当て直す場合は、他に信頼できる美容師さんにお願いしましょう。

信頼できる美容師さんの探し方については「【失敗しない美容室選び】信頼できる美容師の見つけ方【ホットペッパービューティー・インスタグラム】」で詳しく解説しています。

どうすれば髪の毛がチリチリにならない?

傷んだ毛先
  • 縮毛矯正が上手な美容師さんにお願いする
  • 髪に負担がかかることを極力減らす
  • ヘアケアをしっかりする

縮毛矯正が上手な美容師さんにお願いする

縮毛矯正について知識や経験方法な美容師さんであれば、髪の状態に合わせて最適な薬とアイロン技術で縮毛矯正をしてくれます。

そのため、髪がチリチリになる可能性はかなり低くなります。

また、縮毛矯正をするとチリチリになる可能性があれば、事前にお伝えしてくれて最善の方法を提案してくれます。

 【失敗しない美容室選び】信頼できる美容師の見つけ方【ホットペッパービューティー・インスタグラム】

髪に負担がかかることを極力減らす

縮毛矯正は元々の髪が健康的であればあるほどチリチリになる可能性が格段に低くなります。

  • ハイトーンカラー(ブリーチ)
  • 頻繁な白髪染め

などをしている人は、染める頻度を減らすことで髪の状態がかなり良くなります。

他にも髪に負担がかかることをなるべく減らしましょう。

ヘアケアをしっかりする

おうちでのお手入れ次第で髪の状態は大きく変わります。

ヘアケアにこだわることで縮毛矯正での失敗を防ぐだけでなく、縮毛矯正した後のきれいな状態をキープできるようになります。

美容室でトリートメントをするのも大事ですが、それよりもお家でのヘアケアを頑張るほうがコスパも良く髪がキレイになりますよ。

縮毛矯正した後のヘアケアについては「【美容師が教える】縮毛矯正した後に必ずやってほしいヘアケア」をご参考に

まとめ

縮毛矯正でチリチリになってしまった場合は以下の手順で対応していきましょう。

  • 施術してもらった美容室、担当者に連絡
  • 縮毛矯正を当て直せない場合、少しずつ改善する
  • 髪がチリチリにならないよう対策をする

①施術してもらった美容室、担当者に連絡

トリートメントなどで少しでも直してもらえそうであればお願いする。

同じ担当者での縮毛矯正のあて直しは危険。また失敗される可能性があります。

その場合は「返金」をお願いして、信頼できる違う美容師さんに当て直せるか聞いてみましょう。

②縮毛矯正を当て直せない場合、少しずつ改善する

髪質改善トリートメントお家でのヘアケアをしっかりしながら少しずつ髪の状態を良くしていきましょう。

また、髪が傷むようなことをなるべく避けるのも大切。

今すぐなんとかしたい!という方は切るしかありません。

縮毛矯正をした後のヘアケアについては「【美容師が教える】縮毛矯正した後に必ずやってほしいヘアケア」で詳しく紹介しています。

ぜひご参考に。

③髪がチリチリにならないよう対策をする

まずは髪が傷むことを減らしていきましょう。

特に明るめのカラーや白髪染めを頻繁にされている場合、頻度を減らすことで髪の状態が格段に良くなりますよ。

また、おうちでのヘアケアにこだわることで髪が傷みにくい状態にすることができます。

  • 「メドウフォーム-δ-ラクトン」
  • 「γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)」
  • 「レブリン酸」

こういった髪質改善効果のある成分が配合されたシャンプー・トリートメント・洗い流さないトリートメントを使うことで髪の状態を改善していきましょう。

とはいえ、シャンプーやトリートメントを変えるのはお金もかかりますよね。

まずはなるべくお金がかからずに手軽にできるヘアケアから実践されるのもオススメです。

手軽にできるヘアケアについては「簡単!安い!手軽なのに劇的効果のヘアケア5選【美容師のオススメ】」で詳しく解説しています。

髪の状態が良くなると縮毛矯正で失敗されるリスクも大幅に減ります。

髪がチリチリになりにくい状態にしつつ、信頼できる美容師さんに縮毛矯正をお願いして負担を最小限に抑えてもらいきれいなストレートにしてもらいましょう。

当ブログでは縮毛矯正のことやヘアケアについて様々な記事で紹介しています。

髪が綺麗で扱いやすく、毎日のお手入れが楽になる。

そういった方が増えるよう今後も更新していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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