最近つみたてNISAなどを利用して投資を始めた方も多いと思います。
そこで、多くの投資家がオススメしているのが
- S&P500(米国株式市場)の動きに連動した投資信託
- 全世界の株式市場の動きに連動した投資信託
ここで多くの方が迷うのが、米国株と全世界株、どちらに投資すべきなのかということ。
そこで今回は、米国株式・全世界株式それぞれの特徴を紹介します。
米国株式・全世界株式の特徴について知りたい
米国株式・全世界株式への投資を始めようと思っている
投資初心者に全世界株式をオススメする理由を知りたい
本記事を読むことで、自分はどちらに投資していくかを決める判断材料になるでしょう。
ぜひ最後まで読んでください。
米国株式と全世界株式どちらに投資すべき?

僕は投資初心者には全世界株式に投資するのをオススメします。
しかし、人気が高く過去10年間の運用実績が高いのは米国株式。
そこで、
- 米国株式と全世界株式の違い
- それぞれに投資している人の意見
- 僕が全世界株式をオススメする理由
これらについて順番に紹介していきます。
米国株式・全世界株式の違い、運用実績

- VOO
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックスファンド
など
- VT
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 楽天・全世界株式インデックスファンド
など
VOOとVTの違い
VOO
- S&P500の値動きに連動
- 運用総額 約26兆円
- 経費率0.03%
- ETFでは世界トップ5に入るほどの大人気ファンド
米国の代表的な企業約500銘柄の値動きの平均を指数化したもの
VT
- FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスの値動きに連動
- 全世界の株式市場時価の98%を締めていると言われています。
- 時価総額2,4兆円
- 経費率0.08%
先進国・新興国約50カ国弱の大型株から小型株まで含めた約8000銘柄の値動きの平均を指数化したもの。
全世界の株式市場時価の98%を締めていると言われています。
ざっくりいうと、米国株式は名前の通り米国企業の代表500社に厳選。
全世界株式は名前の通り全世界の企業ほぼ全てに投資するような感じです。
容
運用実績の違い

過去10年の運用実績を比較してみると
VOOは約4.2倍の値動き
VTは約2.8倍の値動き
がありました。
運用実績を比較すると、米国株式のほうが値上がり率が高く、人気があります。
では次に、それぞれの株式に投資している人の意見を紹介します。
米国株式に投資する人の意見

- 米国こそが最も将来性が高い
- 全世界へ投資する必要がない
- 全世界株へ投資するほうがリスクやコストが増える
米国こそが最も将来性が高い
米国株派の意見は
米国こそが最も将来性の高い投資先である。
ということ。
米国は現在のところGDPもNO.1
これからも人口が増加していくと言われています。
アメリカ企業は法制度や会計制度がしっかりとしていて、株主に対する考え方が強いのも特徴。
世界中で有名なGAFAM
- Apple
- Amazon
- Microsoft
これらの企業はすべて米国企業です。
今、世界中で人気のトップ企業はすべて米国企業ということ。
残念なことに、日本を含め他の国でもここまで大きな企業がいないんです。
米国株は過去25年にわたってずっと右肩上がりです。
この信頼と実績ゆえに、これからもずっと成長を続けると見込まれています。
全世界株へ投資する必要がない

米国企業のほとんどはグローバル企業となっていて、新興国などに向けてビジネスを行っています。
そのため、米国以外の新興国が成長したとしても、その国にも影響を与えている米国企業の株価も上がると言えます。
全世界株に投資するのと、米国株に投資するのとでは、結局中身の殆どが同じという問題があります。
現在のところ、全世界株式の半分以上は米国株が占めています。
そのため、2020年の頃なショックの時などは、全世界株も米国株、どちらに投資しても同じように暴落して同じように回復しました。
全世界株へ投資するほうがリスクやコストが増える

米国以外の株式に投資するほうが、多くの国に投資できる代わりに
- 支払うコストが増える
- ドル以外の為替通貨によるリスクが起きる
と言った問題が置きます。
世界中で最も人気のあるドルだけを持っている方が安心・安全でしょ?というのが米国株派の意見です。
取扱銘柄や通貨を増やすほうが、その分かかるコストも高くなるため、コストの低い米国株に集中投資する方も多いようです。
全世界株に投資する人の意見

- 米国がずっと強いとは限らない
- 全世界に投資すれば間違いない
米国がずっと強いとは限らない
米国株も何年かに渡って見ると、調子が悪い年が続いたこともあります。
時期によってはブラジルやロシア・中国など、他の国に負けている年もありました。
米国株は今こそかなり勢いがありますが、ずっと同じ時代は続かないと言われています。
人類の歴史上、特定の国や政治がずっと栄え続けたことはありません。
現在は中国の勢いが強く、米国企業を追い抜くと言われています。
その差は徐々に縮まっていて、時間の問題と言われています。
今は米国の時代が続いていますが、やがては中国や他の新興国・先進国が参入してくるかもしれませんね。
全世界に投資すれば間違いない

全世界株に投資すれば、経済的に伸びている国に多く投資され、成長していない国への投資額は少なくなります。
一定期間ごとに株式銘柄を自動修正してくれるので、世界の時価総額に掛けておけば、間違いないと言われています。
また、多くの投資家からも全世界株が好まれる傾向にあります。
全世界株は、株式投資の理論上ほぼ負けることがない最適解だと言われています。
投資初心者には全世界株がオススメ

そういった方にオススメしたいのは全世界株投資です。
理由は3つ
- 全世界株式の50%以上は米国企業
- 米国以外の国が伸びてきても自動で調整できる
- 世界経済が衰退しない限り、株価は伸びていく
全世界株式は米国株式と比較すると、コストや為替の関係上、得られる利益は少ないかもしれません。
しかし、それ以上にリスクも少なくなります。
投資初心者のうちは、手堅く長期にかけて資産形成していけるものから投資していくべき。
米国株式・全世界株式どちらにも投資しよう

投資し初心者の方には全世界株式をオススメしましたが、僕自身は全世界株・米国株どちらにも投資しています。
僕はつみたてNISA口座に
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 20,000円
- eMAXIS Slim米国株式 13,333円
毎月このようにつみたて投資をしています。
迷ったらこの2つどちらにも投資しましょう。
- 手堅く確実に世界経済に投資していくなら全世界株式
- 米国の企業に厳選して投資していくなら米国株式
どちらに投資したとしても、多くの企業に分散投資できるので、十分リスク分散になっています。
個別株に投資するよりもはるかに安心感も高く、購入方法もめちゃくちゃ簡単。

自分の投資方針に合わせて米国株式:全世界株式の比率を調整しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。