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レバレッジETFとは?【ETFとの違い・メリット・デメリット解説】

男性
男性
投資信託やETFでの投資を始めたけど、元手が少ないのもあってなかなかお金が増えないなぁ・・・

そんな方が気になるのがレバレッジETFというもの。

レバレッジETFに投資することで、少ない元手でも大きな利益を得られるのではないか?と思っている方も多いようです。

しかし、現実はそうではないようです。

今回は、

  • レバレッジETFとはどんなものなのか?
  • メリット・デメリット
  • 人気の銘柄
  • どのような人におすすめか?

それぞれ解説していきます。

レバレッジETFとは?

勉強

通常のETFと同じような株式の詰め合わせの内容になりますが、株価などの動きが2倍・3倍になるファンドのことです。

つまり、資金の2倍・3倍の取引を行うことができるということです。

例えば、レバレッジの無いETFに10万円投資して、1000円の利益が出た場合

3倍のレバレッジETFに投資していた場合は
同じ10万円を投資していたとしたら、収益は3倍の3000円になります。

レバレッジETFは株価自体が 2倍・3倍の動きをするわけではない

株価の値上がり・値下がりに対して2・3倍のレバレッジを掛けて投資することができるETF。

レバレッジETFには大きく2種類あります。

○レバレッジ型(ブル)

株価が値上がりすれば利益が出る

 

○インバース型(ベア)

株価が値下がりすれば利益が出る

このように、株価が上がるのか、下がるのかを予想してそこにレバレッジを掛けて投資します。

ETFという商品ですが、やっていることとしてはギャンブルのような感覚に近いでしょう。

 

レバレッジETFのメリット

  • 少ない資金で大きな利益が得られる
  • 手軽に購入できる

少ない資金で大きな利益が得られる

水をやる女性

インデックス投資の平均利回りは5%と言われています。

そのため、1000万円投資できる人は年間で50万円の利益が狙えますが、年間で100万円投資できる人は5万円の利益になります。

男性
男性
年間5万円では資産形成するのに時間がかかりすぎる・・・

そういった方にとってはレバレッジを掛けることにより、その分得られる利益が増えることになり、資産を増やすスピードアップ効果が得られるでしょう。

 

手軽に購入できる

レバレッジETFも投資先は米国ETFなどのように指数に連動したファンドになります。

例えば、SPXLというファンドに投資するだけで、米国の優良企業企業500社の株価の値動きに対してレバレッジ投資できまず。

にしげん
にしげん

株式一つ一つに投資するのは大変。

時間や元手も必要です。

株式の詰め合わせセットであるETFを購入することで、多くの株にまとめて投資することができます。

 

レバレッジETFのデメリット

  • 手数料が高い
  • リスクが大きい
  • 配当金が少ない
  • 長期投資すればするほど資産が減りやすい

手数料が高い

コスト

レバレッジETFの手数料は基本的に高いものが多いので、たくさん稼げたとしても、多くの手数料が引かれることになります。

米国ETFの代表的な存在であるVOOの手数料は年間で0.03%

同じ指数に連動して3倍のレバレッジを効かせるETFである、SPXLの場合は年間手数料が0.95%になります。

手数料だけで30倍以上の差があるということです。

 

リスクが大きい

レバレッジETFの場合、株価が上昇すれば、その分得られる利益も2倍・3倍になりますが、株価が下落したときの損失も2倍・3倍になります。

 

配当金が少ない

レバレッジETFを購入して得られる分配金は、2倍・3倍になりません。

ましてや、分配金がほとんど出ないETFが多いので配当金狙いでの投資には期待できないでしょう。

 

長期投資すればするほど資産が減りやすい

株価 下落

レバレッジETFはリスクや手数料の高さから、長期投資すればするほど得られるリターンが小さくなると言われています。
そのため、長期投資をする方には向いていません。

にしげん
にしげん
実はレバレッジ投資には手数料などとは別に長期投資には向かない理由があります。

レバレッジETFで得られる利益は2倍・3倍にはならない

投資 証券マン イラスト
男性
男性
レバレッジETFに投資すれば、指数に連動しているんだから、1年後に世界中の企業が伸びていればその2倍・3倍の利益が出るんじゃないの?

そう思う方が多いようですが、実際は違います。

 

レバレッジETFの場合、その日その日ごとの値動きの2倍・3倍の動きをします。

そのため、長期的に見た時に毎日の株価の動きと自分の投資元本は比例しなくなっていきます。

 

経過日数株価の動き資産(ETF)資産(3倍レバレッジETF)
運用開始100,000円100,000円
1日+10%110,000円130,000円
2日−10%100,000円91,000円
3日+10%110,000円118,300円
4日−10%100,000円82,810円
5日+10%110,000円107,653円
6日−10%100,000円75,357円
7日+10%110,000円97,964円
一週間後110,000円97,964円

 

男性
男性
あれ?トータルでは+10%の3倍になっているはずなのに・・資産が減ってる・・

 

にしげん
にしげん

このように、毎日の株価の動きに対してレバレッジを掛けて値動きするのがレバレッジETFの特徴です。

今回のようにプラスマイナスが繰り返されると、資産はどんどん減っていきます。

本来投資したいETFが1年後に10%の利益が出たからと言って、同じ銘柄内容のレバレッジETFの場合、その3倍の利益が出るとは限らないということです。

レバレッジETFが長期投資には向いていないのにはこういった仕組みがあるからなのです。

 

人気のレバレッジETF

お金の管理 イラスト

デメリットも紹介しましたが、短期投資で大きなリターンを得ることもできるレバレッジETF。

レバレッジETFにはどんなものがあるのか知っておきたい!という方のために

本記事では、人気のETFを3つ紹介します。

 

SPXL

S&P500インデックスの3倍のパフォーマンスに連動した成果を目指すETF

手数料 年間0.95%
直近の配当利回り 0.15%

 

TQQQ

NASDAQ100の3倍のパフォーマンスに連動した成果を目指すETF

手数料 年間0.95%
直近の配当利回り なし

 

TECL

S&P500の中から、情報技術セクターに分類される銘柄の値動きの3倍のパフォーマンスに連動した成果を目指すETF

手数料 年間0.95%
直近の配当利回り なし

ぼくは投資していませんが、今回紹介したようなレバレッジETFは右肩上がりの傾向が強く、短期間で大きな利益がでている方も多いようです。

 

レバレッジETFは投資初心者や長期投資には向いていない

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レバレッジETFについてまとめると

  • 少ない元手で得られるリターンが大きい
  • 短期間で大きな成果を期待できる
  • 手数料が高い
  • 配当金が少ない
  • ハイリスク・ミドルリターン
  • 長期投資すればするほど資産が減りやすい
にしげん
にしげん
レバレッジETFで得られるリターンは本来のETFの2倍・3倍です。
個人的には、得られるリターンに対して、手数料やリスクが大きい商品だと思っています。

 

そのため、短期間で投資する方や投資上級者には良い商品でしょう。

レバレッジを掛ける投資はFXなどと同じくギャンブル性の高い投機というものになります。

元手が少ない状態でレバレッジを掛けて大きな損失を出してしまえば、さらに投資額が少なくなります。

 

コロナショックにより2020年前半に世界中の株価が暴落しました。

そしてその後株価が大幅に回復してきました。

仮に2020年前半にSPXLに投資していた人は、今になって大きな利益を得ているでしょう。

しかし、これは今だから言えること。

仮に株価が上がらない状態が続いていれば、資産はマイナスになるばかりです。

後から結果を見て、あの時投資しておけばよかった・・・と思うことはあると思います。

しかし、それで稼いでいる人はそれなりのリスクをとって投資していたということ。

株価が右肩上がりになる自信がある時や、少々のリスクを覚悟の上、余剰資金を使って資産形成のスピードアップを狙いたい人はレバレッジETFも選択肢の一つです。

 

にしげん
にしげん
ぼくは、投資初心者や将来のための資産形成をしていきたい方には通常のETFや投資信託をオススメします。

 

このブログでは、じっくりと資産形成をしていくための方法や投資先・節約の方法など、生活をより豊かにしていくためにできることを紹介しています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。