インデックス投資と高配当株投資って何が違うんだろう?
どちらがオススメなのか知りたいな!
将来の資産形成のためには、インデックス投資が大切。
そして、高配当株投資にはインデックス投資にはない配当金という魅力があります。
そこで、今回は
インデックス投資と高配当株投資の違いについて紹介していきます。
- 高配当株投資に興味がある
- 今の生活を少しずつ豊かにしていきたい
- インデックス投資と高配当株投資の違いについて知りたい
インデックス投資・高配当株投資、それぞれの魅力について解説していきますね。
インデックス投資だけでなく高配当株投資もオススメな理由

インデックス投資の平均利回りは6〜7%と言われています。
それに引き換え、高配当株投資の場合は得られる配当利回りは3%ほどになります。
投資界隈では、理論的にインデックス投資こそが最も確実にリターンを得られる投資の最適解だと明言されています。
インデックス投資と高配当株投資の違い
インデックス投資 | 高配当株投資 | |
配当金 | 自動再投資 | 分配 |
平均リターン | 6〜7% | 3% |
投資可能額 | 100円〜 | 1株単位 |
分散数 | 多 | 少 |
そう思う方も多いと思います。
インデックス投資の方が得られるリターンが大きくなる可能性が高いのは事実。
それでも高配当株投資をオススメするのには、高配当株には素敵な魅力があるからです。
高配当株投資の魅力

高配当株に投資する魅力は2つ。
- 配当金を得られる
- 株価の影響を受けにくい
配当金を得られる

高配当株投資をオススメする最大の魅力は「配当金」になります。
インデックス投資では、配当金が自動で再投資されるのに対し、高配当株投資では決まった月に投資額に応じた配当金を得ることができます。
インデックス投資を続けるのも良いですが、インデックス投資は途中で切り崩さない事を前提に長期間運用していくものになります。
そのため、将来的な資金は増えていきますが、今の生活が豊かになることはありません。
一方、高配当株投資で得られた配当金は、その都度使うことができます。
配当金が毎月5000円入るようになれば、スマホ代や水道代などをカバーすることができます。
さらに配当金が月3万円入るようになれば、光熱費や家賃・ローンの負担を減らすことができます。
このように、配当金が増えるにつれて、生活がより楽になっていきます。
株価の影響を受けにくい

高配当株投資の魅力は、株価の影響を受けにくいところにあります。
株価が多少下落しても、配当金は支払われることが多いのです。
インデックス投資の場合、長年積み立ててきた投資資金が、大不況により暴落してしまった場合、資産が一時的に半分以下になる可能性もあります。
それに引き換え、高配当株は買ってしまえば、「配当金が支払われる権利を買った」という感覚で、株価のことをあまり気にせず保有し続けることができます。
高配当株投資のデメリット

高配当株投資には3つのデメリットがあります。
- 資産が成長しづらい
- 元本が必要
- 減配の可能性がある
資産が成長しづらい

高配当株投資では、得られた配当金をつかって再投資していくこともできますが、基本的には今の生活を豊かにしていくための投資スタイルです。
だからこそ、将来的に資産が大きく成長しづらいのがデメリット。
資産を成長させていきたいのであれば、高配当株投資よりもインデックス投資をするべきでしょう。
元本が必要

高配当株投資で得られる利回りは平均で年3%ほど。
仮に100万円を投資した場合、年間で3万円の配当金が得られることになります。
一月あたり2500円になります。
100万円投資して、やっと一月に2500円の不労所得。
ということになります。
配当金だけで生活をするというのは、かなりの元手が必要になるということです。

コツコツ積み立てていくことで、配当金も増えていきますが、元手が少ないうちは配当金のありがたみも感じにくいでしょう。
減配の可能性がある


配当金は株価が暴落したときにも影響を受けにくいのが特徴ですが、それでも配当利回りは減っていくことがあります。
最悪の場合、配当金が出なくなることもあります。
特に高配当の個別株に投資するのは倒産や減配のリスクが高い。
高配当株投資初心者のうちはリスクを分散してくれるETFに投資をするのをオススメします。
目的に合わせた投資方法で資産を増やそう


インデックス投資と高配当株投資の違いを解説した上、結論をまとめます。
将来的な資産拡大を目指している
→インデックス投資
今の生活を少しずつ豊かにしたい
→高配当株投資
このように認識しておきましょう。
インデックスファンドに投資する場合、毎年常に6〜7%必ず株価が上昇していくわけではありません。
リーマンショックやコロナショックのときは、株価は大きく値下がりしました。
株価が暴落する年や、上がる年を繰り返していき、長期的な目で見たときの利回りが6〜7%ということになります。
15年・20年と将来のために資産を増やしていきたい人にはインデックス投資がおすすめです。
今の生活の収入源を増やしたい人には高配当株投資がおすすめです。
インデックス投資から毎年3%取り崩すのはアリ?


たしかに、インデックス投資のほうが平均利回りが高いので、その方法のほうが得られるリターンは大きくなる可能性が高いでしょう。
しかし、その方法は多くの投資家からもオススメされていません。
それには2つの理由があります。
- 資産を取り崩すことに対する抵抗
- 取り崩している間に暴落が起きる可能性
資産を取り崩すことに対する抵抗


人はお金が減っていくことに対して大きな不安やストレスを感じる生き物です。
だからこそ、せっかく積み立てているお金を取り崩すということに対して不安やストレスを感じる方が多いようです。
利回り7%のときに3%取り崩すのはそこまで抵抗ありませんが、利回り0%の年に3%取り崩すのには抵抗がある方が多いでしょう。
取り崩している間に暴落が起きる可能性


インデックス投資は長期間で見れば右肩上がりの成長を見せていますが、暴落するときもあります。
暴落時は投資元本の半分以下になるときもあります。
そのような状況ではとてもじゃないですが、そこから3%資産を取り崩そうとは思えないでしょう。
そういった状況でも比較的安定して配当金を出してくれるのが高配当株の特徴になります。
高配当株ならETFがオススメ


結局、高配当株投資をしてみたいけど、デメリットの事も考えると不安だな・・・
高配当の株を探すのもどうすればよいか分からないし・・・
配当利回りの高い企業(高配当株)を詰め合わせてくれたセット商品のようなもの。
高配当ETF1つに投資するだけで、何十社もの高配当株に分散投資することができます。
高配当ETFに投資することによって
- 配当金の減配
- 倒産
と言ったリスクを抑えつつ、安定した配当収入を得ることができるんです。
また、ETFには優良企業が厳選して選ばれているのも安心感が高いところ。
その上、定期的に詰め合わせ内容を調整してくれます。



オススメの高配当ETF


おすすめの高配当ETFは3つ
- SPYD
- VYM
- HDV
この3つのETFはどれも超優良のものばかり。
配当利回りも高く、長期保有するのにも適しています。
より詳しく知りたい方は下記の記事を参考に



インデックス投資をしながら高配当株投資をするのがオススメ


つみたてNISAは年間40万円までしか投資できない代わりに、大きな節税メリットのある国が用意してくれた制度。
まずはその40万円分の枠を限度まで利用しましょう。
まずはインデックス投資から始めましょう。
そこからさらに余力がある方は、好みの方法で投資していきましょう。
- 将来のための資産形成をしていくならインデックス投資
- 今の生活を少しずつ豊かにしていくなら高配当株投資
どちらも魅力的な投資方法です。
ぼくは、「DIE WITH ZERO」という本を読んでから、将来のためにお金を貯めていくのも大事ですが、今を楽しむこともそれ以上に大事だと感じました。
だからこそ、今の生活も少しずつ豊かにしていきたいと思い、高配当株投資を始めました。
まだまだ配当金だけで生活するには程遠いですが、少しずつ生活を豊かにしていきたいと思っています。
本記事を見た方にとって、高配当株投資の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。