働き方

確定申告に必要なのは領収書ではなくレシートでOK【経費・個人事業主向け】

男性
男性
確定申告するなら、とりあえず領収書を貯めておきなさい!

と言われたから、とりあえず領収書を保存してるけど、ちょっとめんどくさいな・・・。

レシートじゃダメなのかな?

個人事業主、フリーランスの人は経費として認めてもらう証拠として領収書を書いてもらっている人が多いですよね。

 

しかし、経費として認めてもらう証拠は領収書である必要はないんです。

なんなら、領収書よりもレシートのほうがオススメなんです!

 

今回は、確定申告の際に領収書よりもレシートがオススメの理由について説明していきます。

本記事はこんな人におすすめ
  • 個人事業主・フリーランスの人
  • 経費についてよくわからない人
  • 課税事業者の人
  • 2023年のインボイス制度に向けて少し知識を身に着けておきたい人
にしげん
にしげん

他にも、経費に対する気になる疑問や、2023年から始まるインボイス制度についても解説していきますのでぜひ最後までご覧になってください!

 

※本記事は2021年4月の時点での内容になります。

本記事に書いている内容が今後変更になる可能性があります。

 

確定申告に必要なものは領収書ではなくレシートでOK

レシートと電卓

確定申告では経費をいくら使うかによって、自分の所得金額が変わります。

その分、支払うべき税金も変わってきます。

売上ー経費=所得

所得に対して所得税という税金がかかる。

また、国民健康保険料や住民税も変わります。

にしげん
にしげん
経費として認められるものがたくさんあれば、合法的に節税することができるということです。

その経費をちゃんと使っていることを証明するものが領収書やレシート・クレジットカードの利用明細・クレカ会社が発行してくれる明細などがあります。

これらの自分で支払ったことが分かるものがあれば経費として認められるのです。

つまり、あえて領収書を書いて貰う必要はないのです。

それらの中で最もオススメであるのが、お会計の際に必ずもらえる「レシート」になります。

 

レシートが経費として証明できる理由

レシートと財布
男性
男性

レシートも経費として認められることは分かったけど、みんな領収書を集めてるよね?

本当に大丈夫なの?

法律上、確定申告する際の経費として残しておくものに領収書が必要であることは一切書かれていません。

  • 支払った日付
  • 内容
  • 金額
  • 取引先の名前
  • 自分(支払い者)の名前

これらが記載されているものであれば良いということです。

にしげん
にしげん
ざっくり言うと、何かしら自分が払った証拠となるものを持っておけばOK!ということです。

 

つまり、領収書でなくても

  • レシート
  • クレジットカードの控え
  • クレジットカード会社の明細書

など、こういったものでもOKということです。

確定申告で経費を引き落とす際に、このお金は自分で払ったものだという証拠としてこれらを手元に残しておきましょう。

 

確定申告の経費として使うなら、手軽に使いやすいのはむしろ領収書よりもレシートやクレジットカード控え、カード会社の明細書になるでしょう。

にしげん
にしげん

いちいち

「領収書ください!」

って言わなくて良くなるんですね。

ウソの申告はバレる?

借金に悩む男性

確定申告は自己申告で行うため、自分で税金を計算したものを税務署へ持っていきます。

税務署に持っていく際に、細かい経費のチェックなどは有りません。

そのため、無茶苦茶にしていてもその場ではバレないわけです。

 

とはいえ、そういった嘘の申告などをしていると、いずれバレる日が来ます

それが税務調査というもの。

 

確率は低いとはいえ、数年に一度、確定申告しているのかを税務署の人がチェックしに来ます。

その時に嘘の申告をしていることがバレると、かなり怒られるだけでなく、多額の税金を払うことになります。

 

消費税について知っておくべきこと

お金を渡す女性

個人事業主の場合、売上を上げていきますが、その売上には消費税というものが含まれています。

2021年現在では、年収1000万円以上の人が課税対象者となっていますが、売上額に含まれている消費税を納めなければいけなくなります。

男性
男性

売上に対して消費税を払うのは分かるけど、自分も経費としてものを買う時に消費税を払ってるよね?

これって消費税の二重払いになるんじゃないの?

そのとおりです。

 

そこで、確定申告の際に課税事業者が支払う消費税は

売上の消費税−経費にかかった消費税=支払うべき消費税額

という計算をすることになります。

 

例えば、1100円(消費税100円)のものを経費として仕入れて、11000円(消費税1000円)の売上が出た場合

消費税10%とすると、1000円-100円=900円

今回の例では、900円が支払うべき消費税額になります。

 

消費税を払った証拠としてはレシートでほとんどカバーできる

レシート

消費税を払った証拠としては、同じく領収書やレシートという決まりはありません。

消費税を払ったことが詳しく分かるものであればOK

  • 支払った日付
  • 内容
  • 金額
  • 取引先の名前
  • 自分(支払い者)の名前

 

消費税を払った証拠が

飲食、交通費系に関しては法律上、支払い者の氏名が必要ないと言われています。

  • 飲食店での接待
  • バスや電車、タクシーなどの公共交通機関

 

また、3万円未満の消耗品に関しても支払い者の氏名は必要ないと言われています。(記録はしておく必要あり)

 

 

気にすべきは3万円以上の高額な消耗品などの場合

  • 支払い者の氏名が記載されていること
  • 取引先が発行したもの

3万円以上の消耗品になってくると、この2つを満たしていることが必要になります。

 

レシートには支払い者の氏名の記載がないので、法律上認められない可能性があります。

にしげん
にしげん
こういった場合には領収書を書いてもらうのが良いでしょう。
男性
男性
クレジットカードの控えや明細もダメなの?
にしげん
にしげん
クレジットカードの控えや明細では、取引先が発行したものではないので、これらも条件を満たしていないものになります。

 

 

インボイス制度に向けて知っておくべきこと

青色申告書とレシート

本記事はここまでの話がメインになるのですが、2023年からインボイス制度が始まり、確定申告での消費税が大きく変わります。

そこで、もう少し掘り下げて消費税についてのことを解説していきます。

インボイス制度って?

取引内容や消費税率、消費税額などの記載要件を満たした請求書などを発行・保存しておくという制度

ざっくり言うと、不正やミスをなくすために、これまでよりも正確に取引を記録してくださいね!っていうことです。

免税事業者も2023年から消費税を払うことになる?

支払いの図

個人事業主には、課税事業者と免税事業者がいます。

課税事業者

売上1000万円以上の人。売上に対して消費税を支払わなければいけない

 

免税事業者

売上1000万円未満の人。売上に対して消費税がかからない。

 

インボイス制度が始まると、今まで課税事業者が免税事業者との取引で支払った消費税は、仕入税額控除を受けられません。

 

今までの取引

インボイス制度による変化1

今までは免税所得者は売上に対して消費税を支払う必要がなく

課税所得者は売上の消費税から、経費の消費税額を引いた分を収めます。

 

この経費として支払った消費税分は、課税事業者が自腹を切って納税することになります。

 

インボイス制度が始まると

インボイス制度による変化2

 

そのため免税事業者は、課税事業者から課税事業者になるよう要請されたり、免税事業者のままだと取引を控えられたりするということが考えられます。

インボイス制度による変化3

 

まとめ:基本はレシートでOK 高額なものは領収書

レシート

経費を払ったことを証明するものとして、所得税法や法人税法的には特に決まりはないです。

  • レシート
  • 領収書
  • クレジットカードのお客様控え
  • クレジットカード等の利用明細

 

とにかく、自分が支払ったことが分かるものであれば良い。

にしげん
にしげん
今のところ、年収1000万円未満の個人事業主に関しては消費税に対する支払いは不要なので、こう思っておけばOKです!

 

ただし、年収1000万円を超えて課税所得者となると、少し難しくなります。

 

年収1000万円を超えると消費税の支払いが必要になります。

その場合、経費にかかった消費税分は引いて良い。

レシートで対応できるもの

  • 飲食・接待交際費
  • 交通費系
  • 3万円未満のもの

3万円以上の消耗品に関しては領収書にしましょう。

レシートやには支払い者の記載が無い為、消費税の支払いとしては認められない場合があります。

また、クレジットカードの控えや明細は取引先が発行したものではないので、これらも認められない場合があります。

 

領収書を毎回書いて貰う必要はありません。

必要なものだけ領収書をもらうようにしましょう。

 

確定申告はわからないことが多いという方もいますが、正しく理解することで、より楽に節税していくことができます!

今回の記事が少しでも役に立ったと思っていただければ嬉しい限りです。

 

最後にこれから確定申告をしてみようと思っている方におすすめの書籍を紹介しておきます。

これから紹介する本は、ぼくが実際に購入して読んでみた本ですが、どれもわかりやすくてめちゃくちゃ勉強になりました!

  • 確定申告についてもっと深く知りたい方
  • 確定申告でわからないことがたくさんある方

はぜひ手にとって見てください!